《 鯰三神社 》を訪ねました
阿蘇熊本に残る 《大鯰伝説》で
大鯰が流れ着いたとされるところです
今も 〈鯰〉という地名がのこり そこにある 神社です
正式には 〈 三社宮鯰三神社 〉といわれています
嘉島町史 に拠れば
鯰村には 上社 下社 西社 という 三つの 神社があって
それぞれ 違う祭神
《 上社には 四面大菩薩 ( 高木大神?) 》
《 下社には 八幡大菩薩 ( 大幡主神?) 》
《 西社には 国祖大明神 ( 国龍神(草部吉見)?) 》
が祀ってあったのを 習合したとあります
(?は私見です)
とすれば この鯰神社の祭神 はいずれも 鯰をトーテムとした
古代熊本の 祖神 なのでしょうか
菊池の乙姫神社 山鹿の二宮神社など 肥後から 筑後 肥前にかけて
多くの神社で「鯰」が祀られています
各地にある 鯰の宮 の中から 私が この宮を 訪れた目的は
この宮こそが 元宮 だと思ったからでした
そして なによりも この地を 護る 産土神 の
荒ぶる神霊を 鎮めるためです
熊本県神社庁 によれば
今回の地震で 県内の社殿 約130 社
鳥居 約230基が 全壊したといいます
荒れ果てた 境内には 人の気配はありませんでした
無残にも壊れた 台輪鳥居 と 傾いた 神門 には 近づけません
拝殿に貼られた 危険の赤紙 が 復旧の厳しさを物語っていました
そんな中でも 神木の楠は 青々と繁っていました
40年前 この地を初めて訪れた私でした
思い出と懐かしさの詰まった ふる里です
今でも お世話になった 方々が住んでおられます
傾いた 赤紙の貼られた 母屋のそばで
こんな 私の訪問を 喜んで 頂きました
《 もうひとつのルーツ 》参照
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by nonkei7332
| 2016-06-23 12:40
| 古代史
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