生きる 谷川俊太郎

《生きる》 谷川俊太郎
生きているということ
いま生きているということ
それはのどがかわくということ
木漏れ日がまぶしいということ
ふっと或るメロディを思い出すということ
くしゃみをすること
あなたと手をつなぐこと
生きているということ
いま生きているということ
それはミニスカート
それはプラネタリウム
それはヨハン・シュトラウス
それはピカソ
それはアルプス
すべての美しいものに出会うということ
そして
かくされた悪を注意深くこばむこと
生きているということ
いま生きているということ
泣けるということ
笑えるということ
怒れるということ
自由ということ
生きているということ
いま生きているということ
いま遠くで犬が吠えるということ
いま地球が廻っているということ
いまどこかで産声があがるということ
いまどこかで兵士が傷つくということ
いまぶらんこがゆれているということ
いまいまがすぎてゆくこと
生きているということ
いま生きてるということ
鳥ははばたくということ
海はとどろくということ
かたつむりははうということ
人は愛するということ
あなたの手のぬくみ
いのちということ
私も谷川俊太郎さんの詩がすきです。
時々ドキッとするような表現をされる時がありますが。
この詩は最後の3行に気持ちがこもっているのではないかな・・・と思えます
また、谷川さんの詩集を読みたくなりました(^^♪
いっとき 夏やすみ でした
暑くて暑くて 二十億光年先の この星の孤独を
玄米4合と味噌と少しの野菜を食べながら
デクノボウ していたら
4キロも 夏痩せしてしまいました
短い 白秋(あき)です ご自愛下さい。

