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《 磯 良 の 海 》

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磯良の海に想いを寄せて

八代神社(妙見宮)




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八代神社(妙見宮)に行きました。



妙見(北極星)を祀る神社として



どうしても 押さえておかなくてはならない 神社です



主(ぬし)の神の系譜をたどる上でも



白族、渡来の地として 八代の地は古代史の出発点だと



私の中で位置付けているからです。



本来であれば 毎年11 月に行われる 妙見祭に合わせてと



思っていたのですが 今年は中止になった為に



今回 じっくりと みて回りました




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正面の鳥居をくぐると 神門の横に



『八代神社(妙見宮)の亀蛇の石碑の由来記』があって



こう書かれています


妙見由来・・妙見神は聖なる北極星・北斗七星の象徴なり。

妙見神の来朝・・天武天皇白鳳9(680)、妙見神は神変をもって

目深・手長・足早の三神に変し、遣唐使の寄港地明州(寧波)の津より



「亀蛇」(玄武)に駕して、当国八代郷八千把村竹原の津に来朝せり。




祭神は 天御中主命 と 国常立尊 です



国常立尊は 大幡主命 の事ですので



ここでは 主(ぬし)の神(白族)の揃い組です



ただ 神殿の千木は男千木ですので 



主祭神は 大幡主命(櫛田神社の主祭神、奴国王)なのでしょう。



一般には 天御中主命は(白山姫、菊理姫)の事で 



妙見神として、また、水天宮の水神としても祀られていますが



ここでは、妙見神として祀られているのは



大幡主命 なのかもしれません




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神紋は二つあります



ひとつは 九曜星紋で 妙見神の紋であり



もうひとつは 二つ引両紋で 龍の紋です



龍の紋と云えば 神仏習合後 八大龍王として



八代では 広く信仰を集めていますが



暴れ川の球磨川が龍王なんでしょうね



主の神の系譜で言えば 龍王は 豊玉主こと 豊玉彦です



白族の三羽烏が八代にも揃っていました




白族は 八代から 北へ移動して筑後を経て



背振山 伊都国 奴国 に落ち着き



倭国の中心として 君臨していきます




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妙見宮には 東側山手に気になる末社がありました



霊符神社です その由緒には 百済の聖明王の第三王子



琳聖王子がこの地に妙見神として降臨したとあります



この 琳聖王子渡来説が八代だけでなく



山口の防府にもあって 大内家はその子孫だとされています




『 百済の王子 琳聖王子』拙ブログより


https://hisamitsu.exblog.jp/23662781/



どちらかが 後付けしているのでしょうが



これも難しい問題ですね



それは謎としておきましょう




妙見宮の謎 妙見神は亀蛇に乗って 海を渡ってきたんですよね



あれは 船頭に亀蛇の飾りがついた 大型の帆船に乗って



渡ってきたんだと言われていますが



亀蛇って あれはどうみても 河童ですよね。




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妙見祭の 亀蛇(ギダ)



おそらく 何度も 訪ねるであろうこの地に




私の血脈も 流れ着いているのです




八代初日 遅くまで 




八代に住む 長男と久しぶりの美味しい酒を飲みました












by nonkei7332 | 2020-10-27 18:05 | 古代史 | Trackback | Comments(0)

by イソラ