太宰府・秋散策 ①
立冬も過ぎて 秋の深まりと冬の予感を確かめに
太宰府を散策しました
今回のプランナーは五条に住む姉です
福岡に住む者にとって 冬の訪れを
何で感じるのかは人それぞれでしょうが
私に冬を知らせてくれるものが 二つあります
一つは 「背振山頂の冠雪」ですが
もう一つは 「鬢付け油の匂い」です
街を歩いていると何処からか鬢付け油の匂いがしてきます
周りを見回すと必ずお相撲さんの姿を見つける事ができます
『大相撲が終わると冬が来る』博多ではそう言います
西鉄福岡駅で まずは冬に遭遇です。
太宰府駅で姉と合流。
『何処にいくと』姉に聞くと
『そうやね 昼までちょっと時間あるけん
光明禅寺に 寄ってみようか』
いつものコースです なぜかここから始まるのです
紅葉が綺麗です。
境内に入って撮影禁止の石庭をカシャリ ゴメンなさい。
門前を流れる小川「愛染川」に沿って歩きます
伊勢物語、後撰和歌集、拾遺和歌集に詠われ
謡曲「藍染川」の舞台になった川です
千年前は大きな川だったようです
私がこの川の名前を知ったのは
さだまさしの名曲「都府楼」の冒頭の歌詞でした
『はじめは「逢初め川」といい
出会って「思い川」という
大宰府の秋はいにしえ川の 白鷺と銀杏黄葉』
門前を出るとすぐに
光明禅寺創建のいわれである「伝衣塔」があります
隣に千八稲荷の祠があり 奥には大きな岩があるので
おそらくここは古代の磐座(いわくら)跡なのでしょう
近くにある石穴神社の奥宮もかなりの磐座でしたから
この一帯はかなりのパワースポットなんでしょうか
以前記事にした梅壺伝説の梅壺蘇生碑がありました。
筑紫に残る 菅公伝説の多さには閉口しますが
畿内以前に九州に存在した皇統王朝を隠すためでしょう
同じように 神功皇后伝説も多いですね
同じ時代を生きた
「卑弥呼」の存在を隠そうとしたのでしょうか
これらの伝説は時の朝廷が自分達の正統性擁護の為の
捏造しまくったプロパガンダに思えてなりません
それは 古代だけの話だけではなく
現在でも 国立という名のもとに
世界遺産という名のもとに
国民を洗脳する巨大なプロパガンダが行なわれています
古代の歴史は未だ闇の中です
騙されてはいけません。