雪 の 朝
夜半から 降り出した雨が 雪に変わり
朝には 一面の 雪景色
じっとしていられず 外に出ました
《 天の下 すでに覆ひて降る雪の 光を見れば貴くもあるか 》
万葉集17-3923 紀清人
〈 私訳 〉
あたりいちめん 雪に覆われていて なおも雪が降っています
光に輝く その景色は 神々しくもあります
曇天の雲間から 一瞬ですが 陽が射し込みました
海が光り 雪が輝き
まるで 神が舞い降りてきたかのようです
赤い頬 の子供達の声が 白いグランド に拡がっていました
知っている子がいたので 思わず
『頑張れよ』と声をかけると
『ハイ』という 元気な 返事が 帰ってきました
何故か ウキウキしながら 私も 童心に帰っていたのでした
雪の中 椋(タブ)の老木 に会いに行きました
小雪が舞う中 今にも朽ちて倒れそうな 椋の木なんですが
まだまだ と 言わんばかりに 若枝を伸ばしているのです
よく見ると 木の周りに 危険注意 のロープが張られていました
そのまま そっとして欲しいのに
もうすぐ 切られてしまうのでしょうか
悲しくなりますね
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《 タブノキ 》