ターナー の 汽罐車
ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー
( 1775年 ~ 1851年 )イギリスロマン主義 風景画の巨匠です
ターナー 69歳の時の この 絵画 の タイトルは
《 雨、蒸気、速力 、グレート・ウェスタン鉄道 》と言います
通称 《 ターナーの 汽罐車 》といわれています
20年前 この絵との 出会いのエピソードです
テレビから NISSAN の SKYLINE の CM が流れていました
別に 車が欲しかったわけでもなく
女優の 羽田美智子が 好きだったわけもなかったのですが
バックに流れる 山下達郎 の歌が とても いいのです
すぐに CD SHOP に 探しに行きました
『山下達郎のスカイラインのCMで流れている歌ありますか』
『 〈ターナーの汽罐車〉ですね ありますよ』
歌の名前を聞いて ちょっと戸惑いましたが
間違いなく聞きたかった シングルカットされた CD でした
山下達郎の軽快な 8ビートの曲で 歌詞の中に こんな一節が
虹色のシャンペインを
かたむける君の 見つめる絵は ターナー
おぼろげな 汽罐車が走る 音も立てず
この時 初めて ターナー という 画家の存在を知りました
そして 本屋に行って 画集の中から この絵を見つけました
〈 おぼろげな 汽罐車 〉
なるほど 幻想的な 雨の中を走る 汽罐車の絵
これが 私 と ターナー との出会い でした
ターナー は この絵で 画壇の地位を不動のものにします
27歳で 王立アカデミーの正会員 そして
32歳で 王立アカデミー美術学校の教授となりました
ターナーは生涯「光」を捉えようとしました
後世 「光の画家」といわれます
76歳 で 亡くなりますが 彼は その最期に
『 太陽は神だ!』
と叫んで 息を引き取ったといわれています
リニューアルされた 北九州市立美術館 で
『 リニュアル・オープン記念
英国最大の巨匠 ターナー 風景の詩 』
が開催されています
11/3 ~ 2/3 です
明日 ターナー の 神 に 会いに行ってきます