ペット の いる 生活
父親は 鳥が好きだったので
我が家には 十姉妹(ジュウシマツ) や セキセイインコ
今では 飼育禁止になっている メジロ なども 飼っていました
私が 10歳の頃には コロ という名前の 雑種犬 がいましたが
2年ほどで 死んでしまいました
二歳年上の姉が 文鳥 を飼ったのもその頃でしたでしょうか
白い 手乗り文鳥 でした ある日のこと
可愛がっていた 文鳥が 死んでしまいました
それも うっかり 姉が 踏んずけてしまったのでした
姉 の 哀しむ様は 尋常ではなく
側で見ていられない 記憶だけが 深く残っています
それ以来でしょうか
私が ペット を飼うことはありませんでした
高齢化社会 の 今では ペットを飼う人が 増えています
近くの イオンモールの ペットショップの周りは いつも人だかり
調査によると
ペットを飼っていない人は 50%
ペットを飼いたい人は 35%
ペットを飼っている人は 15% だそうです
飼いたくても 飼えない人の理由は
〈集合住宅で飼育禁止だから〉
〈充分に世話ができない〉
〈死別が辛いから〉
上位を占めている 理由 だそうです
そんな中 私の住む 地域では
野良猫の増加と 餌やりの問題で トラブルが絶えません
餌やりの人たちは 餌をやらなことは 虐待につながると言って
こんなポスターを 貼られます
かたや 猫の糞尿の始末に苦労してある 人達は
『 餌やりは もう やめてくれ 』と
こんなポスター を貼られます
夏休みに入ってから
近所の五年生の女の子 Sちゃんが
遊びに来ました
『 あのね お願いがあるんやけど 』
『 どうしたの ? 』
『 家で飼っていた メダカ にね 子供が たくさん産まれたの
貰ってくれる人 いないですか 』
『 メダカの里親 探しか ? 』
『 何人か 友達に話したけど 誰も 貰ってくれないの 』
女の子の頼みには めっきり 弱い 私の事ですから
『 じゃあ 何匹 か 貰ってあげるね 』と承諾したのでした
2ミリ位の 産まれたばかりの メダカ が 5匹
我が家に到着しました
ちょっと カッコつけて 綺麗な水槽を準備してあげました
探すのが大変なほど 五匹のメダカ達 は
遊びまわっています
こうして 個人では やっと この歳になって 初めての
〈 ペットのいる生活 〉が始まりました
一日 二回 の 餌やり
メダカッチ は 可愛い ですよ