立 秋
週が明けるという はや 《 立 秋 》なのですね
朝の 蝉時雨 は いつものように 騒がしいのです が
雲ひとつない 夏空には 何か 予感が 漂っています
今年の 秋は 《 野 分 》を連れてきたようです
野分 (のわき) といえば 二百十日 (立春から数えて210日)ころの
台風 だと 相場は決まっているのですが
今年の この 猛暑 は 時候を狂わす事など
全く 意に介せず といわんばかりです
時速10キロという 非常に強い台風5号 が 北部九州に来るのが
立秋の7日だと予報は告げています
8日が 大潮(満月) です
被害が 大きくならなければいいのですが
『 春は 天の気が上がる時 なり 秋は 天の気が 入る時なり 』と
古人は いったそうです
昔の人は 土に 鍬を入れ その乾湿の手触りで 種を蒔く頃を決め
それでも 不安な時は 空を眺め 流れ行く雲映 に 秋を読んだといいます
まさしく 運を 天に任したのでしょうか
稲の花が咲く頃 人々が 怖れたのが 野を分ける 風 でした
旧暦の 8月朔日 と 二百十日 そして 二百二十日
この三日が 最も怖い日 だったのです
人々は 風神鎮魂 の祈りを 三日三晩 の 踊りに託します
美しい日本の祭りです
越中八尾「おわら風の盆」
by nonkei7332
| 2017-08-04 10:28
| 日記
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