朝貌 の 花
《 朝顔は 朝露負いて咲くといへど 夕影にこそ 咲きまさりけり 》
万葉集 10巻2104 作者不明
《 訳 》
朝顔は 朝露を浴びて 咲くといいますが
本当は 夕暮れの中の方が 輝いてみえます
万葉の頃は 朝に開く花を 朝貌の花といいました
木槿(むくげ) や 桔梗 (ききょう) のことをいいました
山上憶良 が 秋の七草 を歌った歌です
《 萩の花 尾花 葛花 なでしこの花 おみなへし また 藤袴 朝顔の花 》
万葉集8巻1538
ここでいう 朝顔は桔梗の事なのです
貝原益軒 などは 朝顔は 木槿 (むくげ) だというふうに言っています
しかし 木槿は 朝咲いて 夕に萎むといわれているので
夕方綺麗に咲くのなら 桔梗なのでしょう
〈 グロリオサ 〉という ユリ科の花を見つけました
別名を 百合車 といいます
〈ハイビスカス〉は 木槿 や 芙蓉 とよく似ています
熱帯の花ですね ハワイの州花 です
暑い というより 熱い という 毎日です
高温熱射病情報 なるものが 発表され
外出は控えるようにと 予報は伝えています
くれぐれも ご自愛を 。