冬牡丹 (ふゆぼたん)
百獣の王が ライオン なら
百花の 王 は 《 牡 丹 》だと云われています
毎年 立春を過ぎると 必ず 訪れる場所があります
そこは 筥崎宮 の 『 神苑花庭園 』です
二の鳥居の側で 地下鉄箱崎宮前駅1番出口を上って
海の方へ 向かうと 左手に 庭園の入り口があります
いつも 四季折々の花が出迎えてくれます
2月の 〈 冬牡丹 〉
4月の 〈 春牡丹・芍薬 〉
6月の〈 百合 〉
9月の 〈 りこりす(ひがんばな) 〉
が 特に おすすめです
なかでも 冬牡丹 の 絢爛たる 美しさは ためいきが 出る程です
『 立てば 芍薬 座れば牡丹 歩く姿は 百合の花 』
昔から 美しい女性の 例え にも 使われてきました
この 牡丹の花 なぜか 万葉集には 一句も 出てきません
万葉の頃は まだ 渡って来ていなかったのでしょうか? 謎です。
牡丹の古い品種で 『 染川 』という 名前があるそうです
太宰府の 藍染川 の名前がつけられています
和歌に登場するのは 平安時代になってから
それも 牡丹という名前ではなく
『 深見草 』という 別称で 出てきます
《 人知れず 思ふ心は深見草 花咲きてこそ 色にいでけれ 》
千載和歌集11巻684 賀茂重保
【 私訳 】
いつまでも 秘密にしておきたかった
あの女(ひと) への想い は 深いものでした
深見草の花が 色濃く 咲くように
あのひとの前では この想い 隠せそうもありません
夕暮れには 冷たい雨になりました
昨日聴いた歌です
♪ 特別な スープを あなたにあげる あったかいんだからぁ♪
特別な スープ 飲んで みたいですね
by nonkei7332
| 2015-02-06 11:18
| 花
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Comments(2)
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chie_1952 at 2015-02-08 18:47
牡丹の花 ってまさに花の女王、華やかです。
中国の昔話によく 牡丹の精 がでてきますね。
ロマンが薫るような佇まいも魅力です。
中国の昔話によく 牡丹の精 がでてきますね。
ロマンが薫るような佇まいも魅力です。
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nonkei7332 at 2015-02-08 20:40
Chie さん こんにちは。
4月になったら この庭園には 芍薬 が咲きます
6月になったら この庭園は 百合の花 に 包まれます
座っていても 立っていても 歩いていても 美しい花もあれば
小さくて 不格好で 無愛想な 花も ここには 咲いています
でも どんな 花でも みんな 誇らしく 咲いていましたよ。
4月になったら この庭園には 芍薬 が咲きます
6月になったら この庭園は 百合の花 に 包まれます
座っていても 立っていても 歩いていても 美しい花もあれば
小さくて 不格好で 無愛想な 花も ここには 咲いています
でも どんな 花でも みんな 誇らしく 咲いていましたよ。