太宰府 の 秋
秋の一日
姉の誘いで 九州国立博物館の 故宮展 に出かけた
姉も 家族で 旅行した時 寄ったというし 実は 私も
25年前 台湾の 故宮博物院を 訪れていたのだが 記憶が あまりない
何か 海馬に 触れるものが在るかと 期待したが 残念ながら
扁桃体は ほとんど 反応してくれなかったようだ
期待 外れだった
〈 霜 降 〉は 過ぎたが 紅葉には まだ 早いようだ
秋の空には やはり 白い雲 が 似合う
白い雲といえば
九州国立博物館の庭には、( 大伴旅人の歌碑 ) がある
かつては 九州歴史資料館の前庭にあったものだが 今は
九州国立博物館西側 アクセス入り口 に 建っている
『 ここにありて 筑紫や何処 白雲の たなびく山の 方にあるらし 』
(巻4・574・大伴旅人)
詳しくは 〈旅人の恋〉 を http://hisamitsu.exblog.jp/23099658/
天満宮 に戻り
修学旅行の子供たち と 中国旅行者 の間を 手水所 楼門 を抜け
本殿 裏に回ると 二つの石碑が 建っている
楠(くす)の古木の前に 俳人 荻原井泉水 の句碑 がある
《 くすの木 千年 さらに 今年の若葉なり 》
野見宿祢公碑 が 建っている
野見宿祢は 菅原道真公の祖先に あたるということは
菅公は 私の祖先でも あるのかな? …
詳しくは 〈ルーツの旅〉を http://hisamitsu.exblog.jp/22508540/
参道にもどり 昼食は 《 蕎麦 の やま武 》
蕎麦ではなく 知る人ぞ知る 隠れメニュー 《 雑煮 》を 食べる
六十年 博多雑煮 を食べ尽くしてきた二人の コメントは
「 まぁ まぁ やね 」。
戻りの参道で カマキリ に出会った
カマキリが獲物をねらうとき
胸の前でカマをそろえて静止する 独特のポーズは “祈り” を連想させるというので
日本ではカマキリを「おがみ虫」という方言で呼ぶ所もあるらしい
京都祇園祭の山鉾「蟷螂山(とうろうやま)」を 思い出す
蟷螂山は「かまきり山」とも呼ばれ かまきりが羽を広げ
御所車の車輪が回転する など 祇園祭の山鉾では唯一の「からくり」
何かが 繋がってるのか 不思議な 出逢い もあるものだ
帰りに 宝満宮竈門神社 に 久し振りに寄ってみた
最近 リニュアル されて 随分 変わったと 聞いてはいたが
あまりにも 世俗化した その様相には 正直 がっかりさせられた
あの 神功皇后を 心で支えた 玉依姫命 ゆかりの 社であるというのに
鳥居のそばにある 民家の垣根に 〈 花 梨 の 実 〉が
秋 の 空に 揺れていた
by nonkei7332
| 2014-10-24 02:41
| 菅公・太宰府
|
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Comments(2)
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chie_1952 at 2014-10-24 17:33
秋の心地よい季節になりました。
お姉様と 九州博物館 へ行かれましたね。
故宮博物館 にはもっとスゴイ作品が目白押しでしたから、やや物足りなかったのでしょう?
実は同じ感想を持ちました。
西大后 の装飾品などをもう一度見れるかとおもったのですが・・・・無かったし例の 翡翠の白菜 も来なかったから拍子抜けです。
あまり重要なものは外国に出したくなかったのでしょうかね?
お姉様と 九州博物館 へ行かれましたね。
故宮博物館 にはもっとスゴイ作品が目白押しでしたから、やや物足りなかったのでしょう?
実は同じ感想を持ちました。
西大后 の装飾品などをもう一度見れるかとおもったのですが・・・・無かったし例の 翡翠の白菜 も来なかったから拍子抜けです。
あまり重要なものは外国に出したくなかったのでしょうかね?
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nonkei7332 at 2014-10-24 21:20
こんばんは
実は 会期中に展示替えがあることを知らずに
「肉形石」は何処にと 姉が係員に聞いたら
「あれは終わりました」と言われてました
「あれ見たかったのにね」と 残念そうでした
結論は リピーター狙いなのかと思いましたが ちょっと セコイ ですね
常設の 宮地嶽古墳に 眠っていた 3mにもおよぶ
国宝 「金銅装頭椎大刀」(こんどうそう かぶつち たち)
改めて 凄かったですね。
実は 会期中に展示替えがあることを知らずに
「肉形石」は何処にと 姉が係員に聞いたら
「あれは終わりました」と言われてました
「あれ見たかったのにね」と 残念そうでした
結論は リピーター狙いなのかと思いましたが ちょっと セコイ ですね
常設の 宮地嶽古墳に 眠っていた 3mにもおよぶ
国宝 「金銅装頭椎大刀」(こんどうそう かぶつち たち)
改めて 凄かったですね。