百日紅(さるすべり)の花
台風は逸れた それでも 野を分ける風は強く
咲く花も散ってしまったかなと思いながら
雨上がりを 外に出た
鈍色の空を背に 白い 百日紅(さるすべり)が
雨に濡れながらも 凛々しく 咲いていた
百日紅(さるすべり)
中国南部を原産とする夏を代表する花木の一つで 冬は落葉する
春に伸びた枝の先端に夏から秋にかけて花がさく
花色は白、ピンク、紅、紅紫花びらは6枚でフチが強く波打ち
満開時期の姿はよく目立つ 花後には球形や楕円形の果実をつけ
熟すとはじけてタネを散らす
樹皮は褐色で所々はがれて白い肌があらわれ 縞模様になる
樹皮のはがれた部分はつるつるしているところから
「猿も滑って落ちる→猿滑り」というのが 名前の由来とされている
漢字では「百日紅」という漢字を当てるが
これは開花期間が長いところからきている
あなたの瞳に映る 真白な百日紅
遙かな青空の 遠くに白い雲
去ってゆく季節に 取り残されるより
いっそ季節ごと 消してしまえたら
心の色も 想い出色も
咲いては散ってゆく 風が吹く
百日紅の花
(百日紅(ひゃくじつこう)さだまさし) より
『 散れば咲き 散れば咲きして 百日紅 』(加賀千代女)
今日から 夏の甲子園 大会が始まった
今年は 96回大会だという
46年前 私もユニフォームを着て 開会式の行進に参加していた
場所は 残念ながら 甲子園ではない 今はもう無くなったが
福岡の 平和台球場
ちょうど 50回記念大会だった
もう 半世紀も前の話なのに
よく 憶えている 暑い日だった
by nonkei7332
| 2014-08-11 11:59
| さだまさし
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