人気ブログランキング |
ブログトップ

《 磯 良 の 海 》

hisamitsu.exblog.jp

磯良の海に想いを寄せて



蒲公英(タンポポ)_b0325317_15052062.jpeg


春の野原には タンポポ が いっぱい 咲いています

《 蒲公英 》と書いて タンポポ と 読むのですが

何人の人が 読めるでしょうか



蒲公英 という字は 中国名 です

なぜこう書くのかは 定かではありません

たんぽぽ の名前の由来も いろいろ あるのですが

「鼓草」(つづみぐさ) とも 呼ばれています

茎の両端を細かく 裂いて 水に浸けると鼓の形になるためです

その 鼓の音の 「タン」「ポンポン」という音から

タンポポ と 名ずけられた というのが 通説になっています

ただ 地方によっては いろんな 呼ばれ方をされています

民俗学者の 柳田国男 は『野草雑記』の中で

各地の たんぽぽ の呼び名 を調べていました


津軽・・・クマクマ

秋田・・・ゴゴロッコ

越後・・・ゴゴジョウ

佐渡・・・クチクチナ

福井・・・カッポコ

千葉・・・ニガナ

信州佐久・・・チチグサ

信州諏訪・・・ガンボウジ

岐阜・・・クジナ


蒲公英(タンポポ)_b0325317_15065945.jpeg



柳田国雄 は 小林一茶 が書いた 『方言雑集』の

臼歌《臼(うす)をひいたり ついたりする時に歌う歌》を紹介しています


《 男やもめと クジナの花は 盛り過ぎれば 御坊(ごぼう)となる 》


クジナの花(たんぽぽ) は 種毛 が飛んで行った後は

写真のように 坊主頭のようになる ので こんな歌が歌われたみたいです



タンポポ の事を 英語では 『ダンデライオン』といいます

由来は フランス語の 《ライオンの歯》(dent de lion) だそうです

タンポポ の葉のギザギザした感じが

ライオンの歯の似ているからだそうです


蒲公英(タンポポ)_b0325317_15072629.jpeg


《 タンポポ と 南風 》という

悲しい物語がありました


ある春の日 なまけ者の南風は

野原にたたずむ黄色い髪の美しい少女を見つけ恋に落ちてしまいます

実は その少女はタンポポ

それに気づかない南風は 毎日夢中になって少女を見つめ続けました

しかし いつのまにか少女は 白髪の老婆 になってしまいます

南風は 悲しみのあまり大きな ため息 をつきました

すると ため息に飛ばされて 白髪の老婆もいなくなってしまいました




2016年 3月6日の記事を 再記載させて頂きました。

今年の タンポポの花は 例年より


41日も早く咲いたと報道がされました

もう 春なんでしょうか

外は 優しい 春の雨が降っています




# by nonkei7332 | 2020-01-25 07:27 | | Comments(0)



冬薔薇(ふゆそうび)_b0325317_14225407.jpg



冬に咲く ばらの花を 冬薔薇 ( ふゆそうび ) といいます


冬の 季語 にも なっています



「ばら」は 「いばら」「うばら」「うまら」から 転訛したもので


棘のある木の総称(茨、棘、荊)として 万葉集にも 歌われています



《 みちのへの 茨(うまら)の末に延ほ豆の からまる君を はかれか行かむ 》


万葉集 20巻4352 防人の歌


【私訳】


道端に咲く 薔薇の先端にからみつく豆のように


私の側を離れない 妻を置いて 行くことは 辛いものだ



また「薔薇」は 古名として「そうび」「しょうび」とも 言われていました


『古今集 』には 紀貫之の 「 そうび 」という題の 和歌 があります


《 我はけさうひにぞ見つる花の色を あだなる物と いふべかりけり 》


【私訳】


今朝 初めて見た あなたの 姿は 薔薇の花のように


艶やかであったけれども なぜか 儚く見えます


【解説】


「今朝初に」(けさうひに) の中に「さうび」の名が 隠されています


10世紀の初めの 歌なので その頃から 咲いていた花みたいです




冬薔薇(ふゆそうび)_b0325317_14242484.jpg



この時期の 花壇は 咲く花も少なく 色を無くしていますが


そんな 中で ポツリ と咲いている 薔薇の花 は美しいものです


《 遅れて咲いても 花 は 花 》というように


夏に咲く 薔薇と比べても 決して 劣るものではありません





冬薔薇(ふゆそうび)_b0325317_14252517.jpg




風に揺れながら 薔薇の花が 私に 話しかけてきました




綺麗だと 言ってくれて ありがとう



私は決して 季節を間違えたり



遅れて咲いたわけでも ありません



みんなと 同じように咲くこともできました



でも 敢えて この季節を選んだのは 私の わがまま です



いつ咲くのかということは



いつ枯れるか という事と 同じ意味なのです



あなたが 一番 綺麗だよと 言ってくれたから



私は 嬉しくて 次の雪の日に 散ることにします



ひとつだけ 約束してくれますか



来年の冬に また ここに 来ることがあれば



どうか また 私を 探してください



そして また 綺麗だよと 言ってくれますか





冬薔薇(ふゆそうび)_b0325317_14262213.jpg



冬の風は 冷たく



微かな 薔薇の香りが



私の頬を 通り過ぎていきました



2015年2月2日 の記事を再記載させていただきました。

私の記事の中で 最も検索数の多い記事です

この日は 姉の誕生日でした






# by nonkei7332 | 2020-01-25 06:46 | | Comments(0)


花 正 月_b0325317_14512272.jpeg



この国では 14日から16日までを 〈小正月〉といいます



それに対して 大晦日・正月という歳神様を迎える 



そして送る 幕の内の 一練の祭事を〈大正月〉というのです



また 小正月には 正月の間 家事に勤しんだ女性たちが



実家に帰って 英気を養うことができたので



〈女正月〉ともいわれました



特に 116日 と 716日は



奉公人や守子達も一年に二度だけ 親の家に帰れる日でした



藪入り(やぶいり)と 呼ばれました 



藪入りの語源は 宿(実家)入りとか 家父(実家)入り



が訛ったといわれています



小正月は どちらかといえば 農家が 今年の豊穣を祈る



三日間とされました 柳の枝に 紅白の餅をつけて



餅花(もちばな)を作りました《写真》



これを 稲穂に見立てて 飾って 豊作を祈ったのです  



小正月の事を〈花正月〉といった起源です



博多や柳川をはじめ 各地に残る風習〈さげもん〉



によく似ています 餅花 が起源かもしれませんね



ここで言う 花とは 稲の花 のことです




花 正 月_b0325317_14521138.jpeg
さげもん



折口信夫 は 「花の話」の中でこんな事を書いておられます



『 雪は 豊年の貢 と言うた



雪は 土地の精霊が 豊年を村の貢として見せる



すなわち 予め 豊年を知らせる為に降らせるのだと考へた



雪は米の花の前兆である 雪を稲の花と見て居る ほんとうは 



山にかかって居る雪を主とするのであるが 後には 



地上の雪も山の雪と同様に見るやうになつた



稲の花の一種の象徴なのである 』



万葉集には



《新しき 年の初めに 豊の年しるしとならし 雪の降れるは》


173925 葛井諸会(ふじいのもろえ)



〈語訳〉



新年の初めに降っています 今年は豊作なのでしょう




花 正 月_b0325317_14530807.jpeg
2016年 冬景色





今年は 雪が降らない冬です 花 は大丈夫でしょうか



私の中で 祈り が 呪い に変わらなければいいのですが









# by nonkei7332 | 2020-01-17 15:49 | 日記 | Comments(0)


プリムラ・マイコイデス(乙女桜)_b0325317_23025173.jpeg
プリムラ・マイコイデス 


プリムラ・マイコイデス(乙女桜)_b0325317_23043561.jpeg
プリムラ・マイコイデス 白




今年の福岡は まだ 雪の便りが無いんです



去年 作った花壇には



ストック・ノースボール・パンジー・ガーデンシクラメン が



次々に 花をつけてくれています




プリムラ・マイコイデス(乙女桜)_b0325317_23052575.jpeg


そんな中で 最後まで ヤキモキ させてくれたのが



プリムラ・マイコイデス です



なかなか 花芽を見せてくれませんでしたが 



年が明けて あっというまに 



紫と白の 小さな花が



咲いてくれました





去年の春は プリムラ・ジュリアン が春を彩ってくれました




プリムラ・マイコイデス(乙女桜)_b0325317_23065246.jpeg
プリムラ・ジュリアン



プリムラ と 呼ばれる花は 種類が多く 



一般に サクラソウ属 の 花の総称なんです



プリムラ は ラテン語の primos(最初)が語源で 



早春に 花が他に先駆けて咲くことからそう呼ばれたそうです




プリムラ・マイコイデス 情報です


原産は 


中国雲南省です


和名は 


葉や茎に 白い粉が付くので 


乙女桜(おとめざくら)化粧桜(けしょうざくら)


花言葉は 


『素朴』




日本原産の 桜草(サクラソウ)も綺麗ですね



プリムラ・マイコイデス(乙女桜)_b0325317_23090083.jpeg







# by nonkei7332 | 2020-01-13 00:16 | | Comments(0)


通過儀礼(initiation)_b0325317_11172073.jpeg




13日は「成人の日」です



法律が変わって 1月の第2月曜日になったのですが



いまだに 成人式は115日だと思ってしまいます



一昨年から 選挙権も18歳になったし 



この式典の意義も年々薄れてきたように思えてきます



同窓会気分で暴れ回る男の子や 



着たことも無い振袖にハレ回る女の子



そんな成人の日の景色が目に浮かびます



祝福する 祝福されるという 習俗そのものが



希薄に なっているのでしょうか




昔は 元服といって 1215歳になると 男の子は



前髪を切り落としました これは 首を切ることの象徴的な



行為だとされ 子供は一度死んで大人に再生することを



意味した 儀式だったといいます



この時に幼名を捨てて 大人の名前がつけられます



牛若丸が義経になり 竹千代が家康になったんです





人は 一生の中で 何度かの 通過儀礼を経験します



しかし 社会における 価値観の変貌は 



通過儀礼を形骸化し 儀式さえ消し去っていくようです



その最たるものは 結婚式 です



結婚しない若者の増加は 少子化を引き起こし



今や この国の大きな 社会問題になってしまいました





そういう私も〈還暦〉をとうにすぎ 



今年は はや〈古希〉の数え年になりました



誰も何もいってくれないのは 寂しくもありますが



まあ そんなものなのでしょう



古希になって 新年から 再度スタートしたことがあります



1年間 健康不備を理由に 休んでいました



『朝の旗振りおじさん』です




通過儀礼(initiation)_b0325317_11063215.jpeg


6年前に始めた事なのですが



その時 新一年生だった子供達が 今年卒業なんです



あの子達の 通過儀礼 『卒業式』は



私にとっても 外せない



『通過儀礼』なのです





# by nonkei7332 | 2020-01-12 12:02 | 日記 | Comments(0)