人気ブログランキング | 話題のタグを見る
ブログトップ

《 磯 良 の 海 》

hisamitsu.exblog.jp

磯良の海に想いを寄せて




東風吹かば(書き換えられた伝説)_b0325317_06490224.jpeg
太宰府天満宮  飛梅











大寒を過ぎると 10 年ぶりの大寒波でした




でも 暦の上では 来週は 立春




もうすぐ 春ですね 筑紫(福岡)の町では




県花の〈梅〉が そこここに咲きはじめます





筑紫・太宰府といえば 




〈飛梅伝説〉や〈老松伝説〉などが あります





《東風吹かば 匂ひおこせよ梅の花あるじなしとて 春を忘るな》




拾遺和歌集 雑春 1006





東風が吹いたら、私のいる太宰府まで匂いを届けておくれ




主人がいないといって 春を忘れないで欲しい





飛梅伝説の元になる歌ですね 




もうひとつ 菅公の歌と言われる歌があります





《梅は飛び桜は枯るる世の中に 松ばかりこそつれなかりけれ》





菅公の後を追って梅は飛んでいったし、




声をかけられなかった桜はその悲しみに枯れてしまいました




そんな世の中なのに 松は薄情なものよ





置いていかれた松も、その後、あとを追っていったとされ




追い松(老松)として伝説にされています




そもそも、菅原道真の最大の謎は、




朝廷を我が物としていた藤原一族に、




最強の怨霊と恐れられ、その鎮魂の為に




その後、天神と呼ばれ、多くの神社に祀られた事です




菅原道真という人物は、武人ではありません




天皇の信望も厚く、文人としての才覚はあったので




後世、学問の神様として慕われているような人なんです




はたして そこまで恐ろしい人物だったのでしょうか






筑紫に伝わる〈都市伝説〉があります




それは、菅原道真は太宰府に左遷されたのではなく




当時の藤原朝廷に反乱を起こす為に




各地で反乱軍を募りながら、その中心である




九州太宰府まで、辿り着いたのだという説です




目的は 九州でかつて栄華を極めた




消された倭国九州王朝の復興でした




畏れ怯えたのは 白村江の敗北を期したどさくさに




宝物を奪い、新たな朝廷を作り上げた 




畿内王朝の首謀者 藤原一族だったのでしょう 




一族に起こる一連の不幸を菅原道真の祟りではなく




自ら消し去った 倭国九州王朝の怨念だとし




その鎮魂の為に、各地に天神社を祟り神として祀ったのでした





この伝説をもとに 菅公の歌を読むと 解釈が変わります





東風は 故知(こち)の事で




古人のもちいた謀り事の意味になります





東の連中が何か事を起こすのであれば




昔の栄華を思い起こして、今はなき




倭国九州王朝の春を再興しようではないか





飛梅の歌がこういう反乱決起文に変わるのです








東風吹かば(書き換えられた伝説)_b0325317_06501767.jpeg




九州の古代史をいろんな角度で述べてある




伊藤まさこ氏も 著書『太宰府・宝満・沖ノ島』




の最後にこう書かれていました





菅原道真の作として伝えられている有名なあの和歌は




道真が都に残した梅を歌ったのではなく、




筑紫王権の滅亡後に歌われた、




筑紫の人々の思いだったのではないかと。




天神と恐れたのは道真ではなく、




天神と化した筑紫の王室ではなかったのか。




道長と天神が重ねて考えられたから、




一層たたりが恐ろしかったのではないか、




宇田天皇に忠臣と信頼されていた心の清い道真が、




それほど恐ろしくたたるであろうか。




彼はひたすら許されることを望み、




都府楼前の南館に謹慎していたのだ。




道真の霊と筑紫の天神と一体となったと信じられたから、




都の人々は荒ぶる神の報復が怖かったのではないだろう






東風吹かば(書き換えられた伝説)_b0325317_06511314.jpeg




もうひとり 九州王朝の存在を




謡曲の中にこそあると主張した 




新庄智恵子氏は 著書『謡曲のなかの九州王朝』のなかで




こう書かれていました






謡曲『老松』によれば、




北野天神を信心している京都人が、ある日、




霊夢によって太宰府の安楽寺へ参詣するのです。




そこで、庭を清めていた白髪の老人(神様)に会い、




道真の飛梅は何処かと尋ねます。




すると、神様は質問を全く無視して、




次元の違う話を滔々と始めるのです。この国は、




昔、秦・漢の時より、隣国と往来して栄えた国であったと。




また、松と梅の樹はこの国を代表するものであると。




めでたき歴史を語り、さらに松、梅、鶴、亀、が




この国の象徴となった事を語るという、




実に示唆的な含蓄深い謡曲なのです。




しかし、恐らくこの神様の話は、この男性にとり




一向に理解不可能なるものであったという事です。




いえ、この京都人だけでなくて、この後何百年も経った




現在の日本人でさえ、この神様の説話は理解できない人が




大多数ではないでしょうか。




「天神様と道真は格を別にする」等ということを




解ってもらえるのは、九州王朝が日本の歴史の中に




厳然と位置を占めてからのことでしょうか。







筑紫に伝わる 都市伝説と書きましたが




この国の消された真実の古代史が




そこには見え隠れしているのです











# by nonkei7332 | 2023-01-26 07:03 | 古代史 | Trackback | Comments(0)


八朔と晩白柚_b0325317_12085382.jpeg
八朔









贈り物は 嬉しいものです




贈ってくれる人の顔と思いが見えるからです




友人の実家でたくさん収穫したからと




美味しい八朔をたくさんいただきました




寒い冬のお茶うけに 柑橘系の果物は




嬉しいものです 身体にもいいと聞きます





八朔 と 贈答 とは この国の古い謂れがあります




いにしえから 贈答の起源は




五穀豊穣を祈る神様への供物です




旧暦八月の朔日(一日)の事を八朔というのですが




この頃 稲の実(田の実)が、つきはじめます




田の実が 頼みになったと言われています




いつのまにか 八朔の頃に 大事な人に




贈り物をする習慣に変わっていったのでしょう




特に 武士の間で〈八朔の進物〉として




幕府が禁令を出す程 拡がったそうです




今でも残っている お中元やお歳暮の習慣は




もっとずっと後で 江戸時代になってからでした








八朔と晩白柚_b0325317_12094861.jpeg
晩白柚 と 八朔




昨日 八代の長男が 八代地方の特産物




晩白柚(ばんぺいゆ)を贈ってくれました




晩白柚は 世界最大の柑橘だといわれています




よく(文旦・ザボン)と勘違いされますが




全くの別物です




その違いは なんといっても 大きさです




晩白柚は 抱えるほどの大きさです





今日は〈大 寒〉です




来週は10年に一度の大寒波がやってくるとか




優しい柑橘の香りに包まれて




今日の夕餉はおでんです




今から畑に




今年最後の大根の収穫に行きます














# by nonkei7332 | 2023-01-20 12:16 | 日記 | Trackback | Comments(0)



呪鎮(じゅちん)_b0325317_14141315.jpeg
関西電力 高浜原子力発電所







呪鎮(じゅちん)とは




共同体をことほぎ そこに災いをなすものを鎮めることです






加齢は酷なもので




80年も生きていれば




身体の節々も動かなくなるもの




《びまん性脳萎縮》といって 




大半の人が大脳皮質の神経細胞が消失し




脳全体が萎縮して、呆け(ボケ)も始まってきます




そもそも 平均寿命が81年(男)なのだから




そういう時に あと20年生きて下さい




ちゃんと 介護しますからと言われても




わかりましたと言えるものだろうか






年末のどさくさに紛れて




原発40年最大60年延長の原則が 崩されそうです




確かに ウクライナ侵攻以来のエネルギー源確保や




電力の安定供給や 脱炭素化への手法が




喫緊の課題なのだとは解ります




しかし、ちょっと待って 




この国の原発の基本政策を決めるのが、




何故、今なのでしょうか





そもそも60年を超えて原発が安全かどうかは、誰にもわかりません、





何故なら、一番古い 高浜原発でも47




実際にそのときが来て技術的な評価をしないと




安全かどうかは 誰にも解らない事なのだからです








原子力は 神の火 なのです




人類が手をつけてはいけない神の火だったのかも知れません




一瞬でこの国の20万人の命を奪った 




荒ぶる神 なのに 




人々はこの神をビジネスの道具として冒涜したのです



 

その祟リが 3.11のメルトダウンの恐怖でした




その後、電力需要25%だった原子力は0%になり




一部再開して 今は6%なのです




原発ゼロから 原発回帰に 舵を切った2023




これでいいのでしょうか








この国が いにしえから 




荒ぶる神 の 呪鎮 してきた作法は




そこに塚を立て 神社仏閣を建てて 祀ることでした





そこまでしなくても




私達に出来る 神事があります




原発に向かい『荒ぶる魂をお鎮め下さい』と




手を合わせること




まず そこからはじめませんか。










# by nonkei7332 | 2023-01-12 15:06 | 日記 | Trackback | Comments(0)



鳶目兎耳(えんもくとじ)_b0325317_11292580.jpeg

鳶(トビ)





鳶目兎耳(えんもくとじ)_b0325317_11284380.jpeg

兎(ウサギ)













遅い朝




暖かい正月とはいえ 




暖房タイマーの切れた部屋は




ひんやりと冷たい




身体を転がすように ベットから離れ




よろよろしながら、洗面所で




いつものように顔を洗う




帰る故郷もない独居老人の




いつもの正月の景色がそこにある





どこにも行かず 正月の挨拶は LINE で済ませ




パソコンと タブレットで




交互に ネットを覗いていて




何気なく飛び込んできた言葉があった





鳶 目 兎 耳(えんもくとじ)





トビの目は遠くのことまで目ざとく見つけることができ、




兎の耳はどんな小さな音もよく聞こえるという意味




そのような目と耳を持った鋭い人の事をいう





確かに 230年前までは




こういった情報収集能力に長けた人が




世の中を牛耳っていたのだろうが





しかし 時代は 変わった





情報はいつでもそばにある




見ることもなかった 遠くの風景も 




普通は聞こえてこない 自然の音も




私でも見る事聞く事が出来る時代になったのだ





しかし この言葉は




そういった事を言っているのではないのだろう




はたして




鳶の目は見えるものだけを見ているのだろうか




兎の耳は聞こえてくるものだけを聴いているのだろうか






視えないものを見る力




聞こえない声や音を聴く力を




鳶や兎は身につけているのではないだろうか




そうなると人間の能力は悲しいかな及ばない






しかし 鳶や兎の能力をはるかに超えた存在が




わたしたちの世の中を 席捲しようとしている




それは 




AI Artificial Intelligence)(人工知能)




と呼ばれている





《鳶目兎耳》 この言葉も




今語られている多くの言葉と共に




死語となる日が来る





羨望と畏敬を兼ね備えた




この星の新たな神(支配者) を 前にして




あと20年生き延びて 




新たな神のもとで 生きている人達の姿を




その世界をのぞいてみたいと思うのだが












# by nonkei7332 | 2023-01-06 11:37 | 日記 | Trackback | Comments(2)




謹賀新年_b0325317_12313992.jpeg




今年もよろしく

お願いいたします







謹賀新年_b0325317_12342726.jpeg











# by nonkei7332 | 2023-01-01 12:35 | 日記 | Trackback | Comments(0)