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《 磯 良 の 海 》

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磯良の海に想いを寄せて



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春の野原には タンポポ が いっぱい 咲いています

《 蒲公英 》と書いて タンポポ と 読むのですが

何人の人が 読めるでしょうか



蒲公英 という字は 中国名 です

なぜこう書くのかは 定かではありません

たんぽぽ の名前の由来も いろいろ あるのですが

「鼓草」(つづみぐさ) とも 呼ばれています

茎の両端を細かく 裂いて 水に浸けると鼓の形になるためです

その 鼓の音の 「タン」「ポンポン」という音から

タンポポ と 名ずけられた というのが 通説になっています

ただ 地方によっては いろんな 呼ばれ方をされています

民俗学者の 柳田国男 は『野草雑記』の中で

各地の たんぽぽ の呼び名 を調べていました


津軽・・・クマクマ

秋田・・・ゴゴロッコ

越後・・・ゴゴジョウ

佐渡・・・クチクチナ

福井・・・カッポコ

千葉・・・ニガナ

信州佐久・・・チチグサ

信州諏訪・・・ガンボウジ

岐阜・・・クジナ


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柳田先生 は 小林一茶 が書いた 『方言雑集』の

臼歌《臼(うす)をひいたり ついたりする時に歌う歌》を紹介しています


《 男やもめと クジナの花は 盛り過ぎれば 御坊(ごぼう)となる 》


クジナの花(たんぽぽ) は 種毛 が飛んで行った後は

写真のように 坊主頭のようになる ので こんな歌が歌われたみたいです



タンポポ の事を 英語では 『ダンデライオン』といいます

由来は フランス語の 《ライオンの歯》(dent de lion) だそうです

タンポポ の葉のギザギザした感じが

ライオンの歯の似ているからだそうです


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《 タンポポ と 南風 》という

悲しい物語がありました


ある春の日 なまけ者の南風は

野原にたたずむ黄色い髪の美しい少女を見つけ恋に落ちてしまいます

実は その少女はタンポポ

それに気づかない南風は 毎日夢中になって少女を見つめ続けました

しかし いつのまにか少女は 白髪の老婆 になってしまいます

南風は 悲しみのあまり大きな ため息 をつきました

すると ため息に飛ばされて 白髪の老婆もいなくなってしまいました







by nonkei7332 | 2016-03-08 15:30 | | Comments(0)

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木偏に 冬と書いて 柊 (ひいらぎ) と読みます


冬に白い花をつけます

葉先が尖っていて 人の進入を防ぐ為でしょうか 垣根によく使われます

この 柊 は 昔から 邪気を祓うとされて 庭の北東(表鬼門)に 柊 を

南西(裏鬼門) には 南天を植えると 良いと言われています


伝承によれば 昔 山神達は 杖をついて 山から下りてきたと言います

そして 山の戻る時には その杖を 地面に突き刺して帰りました

やがて その杖から 根が生えて 花が咲くと

村 の その年は 豊年満作 になるといわれていたのでした

その杖は 〈柊の木〉だったのです

山神 は 村の土地の精霊に向かって 必ず 根を生やし 花を咲かせよと

祈っていったのでしょうか それとも

鉄の民であった 山神が 多くの木を伐って 麓の田畑を荒らした

償いだったのでしょうか


渡来の神 が 木を植えていったという故事があります

紀の国 の 起源である 佐賀の〈基山〉には

スサノオ が 高天原から追放され 子供の五十猛神 と新羅に行き

持ち帰った木の種を最初に植えたという伝承が残っています

(基山山頂には「日本植林発祥の地碑」があります)


《柊》は 《疼木》という 漢字でも使います

もともと 〈ひいらぐ〉という意味から ついた名前ですが

〈ひいらぐ〉は ヒリヒリ痛む とという意味です

やまいだれ に 冬をいれた〈疼〉の字は

〈うずく〉とか〈いたい〉と読みます

若い頃の 痛みも 疼きも いつかは 消えていきます

柊の葉も 若い頃には 棘だらけですが

必ず いつかは 丸くなっていくといいます

人も 歳を重ねるごとに 丸くなるといいですね



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by nonkei7332 | 2016-02-17 17:40 | 古代史 | Comments(2)

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初烏 (牡丹品種)




夕やけこやけで 日が暮れて

山のお寺の 鐘がなる

お手々つないで みなかえろ

からす と いっしょに かえりましょ


童謡の『夕焼け小焼け』です

日本人なら だれでも目に浮かぶ 原風景がここにあります

烏(からす) は 昔から 山の神のお使い だと言われていました

今では 嫌われ者の カラス も 昔は

人々を導く 御崎(ミサキ)神 と 呼ばれていたのです



初烏(はつがらす) というのは

元日の朝早く鳴く 烏のことを言います

冬の季節を表す 特に 元旦のおめでたい日の 季語 として使われます

元旦の宮内庁の朝賀や 即位式には 紫宸殿の南には

威儀を加える用具として『烏形幢』(うぎょうどう)という幢が

飾られます 三本足の烏 ヤタガラス です


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明治天皇御即位式図屏風
(ネルソン・アトキンス美術館蔵)


全国の神社でも 烏神事 が残っています

〈名古屋の熱田神宮〉〈近江の多賀大社〉〈安芸の厳島神社〉では

カラスに神饌 を供して年占をする 御鳥喰神事(おとぐいしんじ)が

今でも 行われています

神社以外でも東北や越後の 家々では

正月十一日の農立ての日の朝 今年苗代にしようと思う田に行って

初鍬をいれ 三ヶ所に 餅と神酒・洗米とを供えて

これを早稲・中稲・晩稲の三通りに見立てて置きます

そして 大きな声でオミサギ・オミサギと喚ぶと直ぐに烏が飛んで来て

その餅をくわえて行きます どの餅を先に持って行くかを見て

三種いずれの稲が本年は当り作であるかを決めるという

《烏勧請》(からすかんじょう) という 風習が残っているそうです


神々の御崎(ミサキ) としての カラス もまた 神を導く鳥として

人々に 敬われていたのでしょう



こういった 神事や風習 が古代史の謎解きをしてくれます

まずは 熱田神宮をはじめ この神事が残っている神社は

何れも 安曇族(海人族) と縁のある神社ばかりです

海人とカラス の繋がりでいえば

海に出た海人達が

霧の立ち込めた海で 陸を探すとき 舳先から カラスを放って

飛んでいった方を陸地だとした という話があります


海神 八咫烏(ヤタガラス) といえば


安曇の祖神 豊玉彦 です

神武天皇(九州王朝) を 支えた 御崎神 だったのでした


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初烏 (花菖蒲品種)


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初烏 (桜草品種)








by nonkei7332 | 2016-01-14 18:13 | 日記 | Comments(0)


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菜の花




今年の冬は暖かいです

沖縄では 夏日(25度以上) が3日続いたとか

スキー場に全く 雪がないとか

暖冬のニュースが飛び込んできます

福岡でも 去年と今年の 元日から7日までの平均気温を比べると

《去年》 最高 10.1 度 最低 4.1 度

《今年》 最高 13.4 度 最低 7.4 度

平均温度 で 3度も暖かいようです


暖冬を 英語で言うと warm winter

異常暖冬ともなると tropical winter とも いわれるそうです


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水仙



もう 菜の花 が咲いていました

いつもなら 閑散として 色の無い花壇にも

心なしか 早い春の花が見え隠れしていました

春は近いのでしょうか


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ストック


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沈丁花


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冬薔薇



《 うぐいすの 谷よりいづる 声なくは 春来ることを 誰か知らまし 》

古今和歌集 巻1- 14番


うぐいす は 春になると 山から里に 下りてきて 鳴くと言います

春告鳥 (はるつげどり) と 呼ばれています










by nonkei7332 | 2016-01-08 12:44 | 日記 | Comments(0)



霜月だというのに 温かい日が続く

月の平均温度が 三度位高いといっていた

秋霖(ながあめ) のあと 小春日和に誘われて

花を探しに 外に出た




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ブーゲンビリア



紅い ブーゲンビリア が 今年も 艶やかだ

ブーゲンビリア は 別名 筏蔓(いかだかずら) とも言うが

ながい 蔦 で筏を組んでいたのだろうか

とても 珍しい お気に入りの 深紅の ブーゲンビリア



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杜鵑草(ホトトギス)



もう遅いかなと思っていたが

杜鵑草 (ホトトギス) が 残っていた

残っていたというより これからみたいだ

暖秋のせいだろう



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木立ダリア



木立ダリア が 青空に負けじと 咲いている

負けず嫌いの 目立ちがりの花みたいで

いつも 高いところに咲いている

皇帝ダリア とも言うが

なるほど そんな意味なのかと 思った


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オキザレス




オキザレス という花 だ

酢漿(かたばみ) の仲間で 別名 紫酢漿(むらさきかたばみ)

葉が三枚で しその葉みたいな紫色をしている品種だとわかった

ピンクの花が 紫の葉に 艶やかに 咲いている




少しずつ 寒くなってきたみたい

来週の 今頃は


紅葉 の 嵐山 辺りか







by nonkei7332 | 2015-11-19 16:44 | | Comments(0)

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ハイビスカスローゼル の 花



《 ハイビスカスローゼル 》の 花 が咲いていました

アオイ科 フヨウ属 の花で 《 ローゼル 》ともいいます

ハイビスカスの 一種です

赤い実 が 赤い枝に 交互についています


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ハイビスカスローゼル の 実




赤い実を 10個 ほど わけていただきました

赤い色は 実の 萼 (がく) の部分で 中を開けると

白い種が びっしり 入っています 外が赤い オクラ のようです

この 赤いローゼルの実を使って 〈 ハイビスカスティ 〉を 作っています


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実を切って 中の種の部分を除き

赤い がく を 乾燥させて

煎じたものが ハイビスカスティ です

酸味があって ビタミンC 不足の方には おすすめです


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実は ハイビスカスティ は

《 スカバ 》で 何度か 飲んだことがあります

何となく 珈琲 に飽きるときが ありますよね

そんな時に 飲んでいました

自分で つくるのは 今回 初めてです



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オリビアオン




冷え込んできた 秋の夜に

あったかい ハイビスカスティ を飲みながら

大好きな 〈 オリビアオン 〉 の bossa nova を聴きながら

あれこれ 古代の妄想 を楽しんでみることにします


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by nonkei7332 | 2015-10-04 05:55 | | Comments(0)



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キントラノオ (金虎の尾) 》


原産地 は 熱帯アメリカ だそうです



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《 ゲンペイシモツケ(源平下野) 》

名前の由来は、

赤と白が混ざり合って咲くので

源氏 平氏 の色から とっています

シモツケ は 栃木の下野(シモツケ) という地名です



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カリガネソウ (雁金草) 》


ホカケソウ(帆掛草)とも呼ばれます



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《 キキョウ (桔梗) 》


秋の七草の中の最初に 「朝顔」とありますが

一般的には 桔梗 の事だと言われています




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《 ゼフィランサス 》


乾燥の後の 雨が降って 球根が潤うと

花茎を伸ばし 開花するので

レインリリー とも 呼ばれています



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《 アセビ (馬酔木) の 葉 》


アセビ は 春になると 白いピンクの花が咲きます

馬が この草を食べると 酔って 足が萎えてしまいますので

馬酔木 ( あしび ・あせび ) と呼ばれます

奈良の春日大社あたりは 鹿はこの草を食べないので

参道に 馬酔木 が群生しています

さだまさし は 「まほろば」という 歌の中で

馬酔木 のことを 馬酔木 ( まよいぎ ) と詠いました



春日山から 飛火野辺り

ゆらゆらと影ばかり 泥む夕暮れ

馬酔木(あせび)の森の 馬酔木(まよいぎ) に

たずね たずねた 帰り道







by nonkei7332 | 2015-09-09 09:17 | | Comments(0)


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《 白色曼珠沙華 》



リコリス ( Lycoris ) の花が 咲き乱れていました



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《 鍾馗水仙 (ショウキズイセン) 》



リコリス とは ヒガンバナ科ヒガンバナ属の総称です

紅い 彼岸花 ( 曼珠沙華 ) も 白色曼珠沙華 も

黄色の 鍾馗水仙 も リコリス なのです

Lycoris の 名前の由来は

ギリシャ神話 に出てくる 50人の 海の精(ニンフ) のひとり

金色の髪を持つ Lycorias ( リコリアス ) だそうです




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《 リコリス スプレンゲリー 》



この花も リコリス です

リコリスの女王 スプレンゲリー ( sprengeri ) です

和名 を

「 夏水仙 」とも 「 狐の剃刀 (きつねのかみそり) とも言います

とにかく 美しい 花です




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《 萩 》

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《 白萩 》




秋の花といえば

くさかんむり に 秋 と書く です

万葉集で 最も多く 詠われた 花で 142首 もあります

ちなみに 二番目は 梅 で 119首 です




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《 すすき (薄) 》


薄 (すすき) 秋の七草のひとつです

花穂の形から 万葉集では 尾花 という名で 詠われました




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《 ナンバンギセル (南蛮煙管) 》



ナンバンギセル ( 南蛮煙管 ) という 珍しい 花を見つけました

すすきの根元に 隠れるように 咲いています

イネ科 の 植物の 根から

栄養分を吸収して 生育する 寄生植物 です









by nonkei7332 | 2015-09-08 21:20 | | Comments(0)


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公園から 子供達の声がきこえてきました

保育園の運動会の練習でした




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今朝までの 雨も止んで

秋の日差しのなかを

松葉牡丹の花が 目を覚ましたようです




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心地よい 風が吹いています

昨日は遅くまで 本を読んでいたので

多少眠いのですが

秋を見つけに 外に でました

太宰府の姉から 白い彼岸花が咲いてるよと

メールがきていたからです

黄色い 鍾馗水仙 (ショウキズイセン) と

赤い彼岸花を交配してできたのが

白い 彼岸花

今年も 綺麗に 咲いていました









by nonkei7332 | 2015-09-07 11:18 | | Comments(0)


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葉鶏頭




ゆく夏に 名残る暑さは

夕焼けを 吸って

燃え立つ 葉鶏頭

・・・・・



荒井由美 の 『 晩夏 (ひとりの季節) 』
という 曲の冒頭の一節です
ユーミン の歌の中でも 群を抜く 名曲です
平原綾香もカバーしています





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鶏頭の花




《 秋さらば 移しもせむと 我が蒔きし 韓藍の花を 誰れか摘みけむ 》
万葉集 7巻 1362 作者不明

(語訳)
秋になったら 染料にしようと 思っていた
韓藍(からあい)の花を 誰かが 摘んでしまった

韓藍 の 花 とは 『 鶏 頭 』の花のことです
想いを寄せた人が 嫁いで行った悔しさを詠んだ歌です




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白萩



《 君ゆくと その夕暮れに二人して 柱にそめし 白萩の歌 》
与謝野晶子

与謝野鉄幹 は 近くにいた 多くの 弟子の中でも
与謝野晶子の事を「白萩の君」と言っていたそうです

《 別れねば ならぬ夕暮れ 二人して 柱に刻む 恋の暗号 》

俵 万智 は 〈チョコレート語訳 みだれ髪〉の中で
この歌をこんな風にうたっていました





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桔梗の花


《 白埴の 瓶に桔梗を 活けしかば 冴えたる秋は 既にふふめり 》
長塚 節 「鍼の如く」 より

( 語訳 )
白磁の瓶 に活けた 桔梗の花をみると
そこには もう 澄んだ秋の気配が 漂っています





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アマリリスの花



ギリシャ神話 『 アマリリス 』


ギリシャ に アマリリスという 羊飼いの少女が暮らしていました
そんな アマリリスは ある日 羊飼いの少年 アルテオに恋をしました
ところが アルテオは花がとても大好きで 花にしか興味がありません
だから アマリリスにはまったく関心を抱かず
彼に花束を届けてくれる少女に好意を持っていました
アマリリスは 神に祈りを捧げました
すると 神は 一本の矢とお告げを アマリリスに送りました
アマリリスはお告げどおり 自分を傷つけました
その傷から流れた血から 美しい花 が咲きました
その花を見た アルテオは その美しさに 夢中になり
いつも 離さず 愛したのでした
それから 人々は この花の事を
アマリリス と呼ぶようになりました









by nonkei7332 | 2015-08-16 22:48 | | Comments(0)

by ヒサミツ