ブログトップ

《 磯 良 の 海 》

hisamitsu.exblog.jp

磯良の海に想いを寄せて



b0325317_01175908.jpg




馬酔木(あせび) の 花 が見たくて

箱崎宮 の 花庭園 に 行ってきました



春日山 から 飛火野辺り

ゆらゆらと 影ばかり 泥む夕暮れ

馬酔木の 森の 馬酔木に

たずねたずねた 帰り道




さだまさし は 『まほろば』の中で

《 馬酔木(あせび) の 森の 馬酔木(まよいぎ)に 》

と 詠いました



別れを決めた 若い二人がたどり着いたのは

春日大社参道の二の鳥居少し手前を 南側に入った

〈ささやきの小径〉辺りだったのでしょうか

道の両側には 馬酔木が 生い茂っています

二人の歩く道は 迷い道 だったのでしょう

狂おしい程の 別れの記憶が 蘇ってきます




遠い明日しか 見えない僕と

足元の ぬかるみを 気に病む君と

結ぶ 手と手の 虚ろさに

黙り黙った 別れ道




b0325317_01195315.jpg



馬酔木 は 花が終わり 四月の終わり頃になると

綺麗な 若葉に包まれます

去年 は 若葉の頃 でした

あれから 一年

私の 周りだけ 時の流れが こんなにも速いのは


何故 なのでしょうか






by nonkei7332 | 2017-03-23 06:25 | | Comments(0)


白い花束 を あなたに贈ります

散歩をしながら 写した 白い花達を

YouTube にまとめてみました

BGM は 私の 大好きな歌


マイクロジャクソン の 《SMILE》です








《 SMILE 》


Smile though your heart is aching

Smile even though it’s breaking

When there are clouds in the sky, you’ll get by

If you smile through your fear and sorrow

Smile and maybe tomorrow

You’ll see the sun come shining through for you


Light up your face with gladness

Hide every trace of sadness

Although a tear may be ever so near

That’s the time you must keep on trying


Smile, what's the use of crying?

You'll find that life is still worthwhile

If you just smile



微笑んでごらん たとえ 心が 病んでも

微笑んでごらん たとえ 心が ひきさかれても

たとえ 空が雲に覆われていても

大丈夫 きみなら越えられる

微笑んでごらん 悲しくても 怖くても

微笑んでごらん 明日にはきっと

君のために また太陽が輝きだすから

 
今ある喜びで 笑顔を 輝かせてごらん

全ての 悲しみの跡も 消えてしまうから

涙が 近くに 迫ってきたら

そんな時こそ がんばるんだよ


微笑んでごらん 涙にくれそうな時でも

人生 まだまだ 捨てたもんじゃないと わかるから

君が微笑みを忘れないなら






by nonkei7332 | 2017-02-24 10:30 | | Comments(2)


b0325317_11025563.jpeg
白花曼珠沙華




〈中秋の名月〉の日

診察に呼ばれました

いつものように レントゲン撮影のあと

『 どうやら 肺に水(血)も 溜ってないようだし

膨らみ具合も昔に近いようですね 』

担当医は 私の肺を まるで 風船 のように 話す

『 肋骨は 3本とも 見事に折れていますから 当分は痛いでしょうね

ただ 痛むたびに 痛さも小さくなっていきますから 我慢して下さい

痛みが 無くなれば ブラジャーは外されてもいいですよ 』

彼は 胸当てバンドの事を いつも こう呼ぶ

あと 二週間もすれば 痛みも無くなるだろうと

いともあっさりと 収束宣言をしてしまったのだ

こうして 二週間足らずの 私の 「方丈記」は いともあっさりと

終わりを告げられたのでした



b0325317_11183016.jpeg





帰りに 筥崎宮の『放生会』(ほうじょうや) へ寄りました


b0325317_11050461.jpeg
筥崎宮 参道



かつて 放生会では 生きた亀が売られ 人々は この亀を買っては

近くの 川や池に放ったという 『放し亀』の風習がありました

八幡宮は 神仏習合 され 全国に広がっていった

日本で最も普及した 神社信仰ですが

神社 及び それ以前の祭神については

古来 謎とされています

海神 でもあり 幡を立ててまつる神 秦氏の氏神 とされた神だとすれば

私は 博多櫛田神社の 『大幡主神』こそが

ここには 隠れておられているような気がします

〈大幡主神〉こと 〈塩土老翁 (しおつちのおじ)〉

山幸彦を龍宮に連れて行った 亀として

記紀には 浦島の伝説として残っています

この《放生会》は 古代神話の入り口といってもいいような

多くの謎に包まれた 祭りなのです

人々は 何もわからず 〈秋が来たから放生会〉といって

ここに 集まってきます 祭りだから それでいいのです

豊饒を祈り 生きている事への 感謝を祈る

祭りだから それでいいのです

それこそが 祖神 への 感謝の祈りでも あるからです



b0325317_11055311.jpeg
山保呂志 の 花



庭園で 淡紫色の 清楚 な花を見つけました


 『 山保呂志(やまほろし)』の 花


別名がありました


 『 蔓花茄子(つるはななす)』



花との出逢い

生きていることへの 感謝の一日でした
 



今回 多くの方から

激励のメッセージを頂きました

この場をお借りして 感謝申し上げます

ありがとうございました








by nonkei7332 | 2016-09-16 11:30 | 日記 | Comments(2)



九州国立博物館に 姉と二人で 出かけるたびに

参道のカフェで 食事をします


b0325317_11310016.jpeg


一軒目 は お気に入りの 『 かさのや家 』です


梅ヶ枝餅 ランキング 一位の店でもあります


茶房ギャラリー に入って 食事をします


いつも 奥の中庭に面した 小部屋が 定番席です


外は 暑い陽射しの中でも ここは ひんやりとしていました


b0325317_11313664.jpeg



中庭は いつも よく手入れされていて


季節の花々が咲いています


秋の訪れをつげる 《 秋 海 棠 》(しゅうかいどう)


愛らしい ピンクの花を つけていました


b0325317_11320158.jpeg


もうひとつの花は 《 藪 蘭 》(やぶらん) です


日陰の庭に よく見られる紫の棒状の花です


b0325317_11322269.jpeg


粉挽の置物に 雀が寄ってきて 食事の真っ最中でした


b0325317_11330463.jpeg


選んだ メニューは 『 松香堂弁当 (宰府路) 』


なかなかの お味でした。


b0325317_11350691.jpeg


b0325317_11353332.jpeg


素敵な ステンドグラスでしたので シャッター。


b0325317_11355938.jpeg


もう 一軒は 『 中村屋 』


梅ヶ枝餅ランキング 四位の店です


食事は 蕎麦が美味しいです


《 天ざる蕎麦 》を注文しました


b0325317_11363810.jpeg

b0325317_11370466.jpeg
中村屋 の 中庭です



もっと 素敵な店があれば どなたか 教えてください


太宰府に行く 楽しみがまた ひとつ 増えます










by nonkei7332 | 2016-08-25 12:00 | 日記 | Comments(0)

b0325317_10212822.jpeg



とにかく 暑い

猛暑日が 一ヶ月くらいも続いているでしょうか

夕立程度の雨が 二回程降りましたが

涼しくなる程のものではなかったようです


真っ赤な 鶏頭(けいとう)の花が 咲いています

久留米ゲイトウ と呼ばれる品種です


トサカ状の花が折り重なるように固まって球のようになります


《我がやどに 韓藍蒔き生ほし枯れぬれど懲りずてまたも蒔かむぞと思ふ》

万葉集3巻384 山部赤人


【 解釈 】

我が家の庭に 鶏頭を植えたあのですが 枯れてしまいました

でも 来年のために また種を蒔こうかと思っています


( 韓藍 とは 鶏頭の別名です )


b0325317_10222147.jpeg


黄色の鶏頭も咲いていました

《 ひいやりと 剃刀ひとつ落ちてあり 鶏頭の花 黄なる庭さき 》

北原白秋 「桐の花」



夏の花壇に 種を蒔いたのが 梅雨入りの頃でしょうか

〈ひまわり〉〈コスモス〉〈マツバボタン〉 そして 〈鶏頭〉

コスモスは一輪だけですが 他は みんな 花をつけてくれました

可愛くて仕方ないですね


b0325317_10230085.jpeg


b0325317_10232465.jpeg


b0325317_10234612.jpeg


b0325317_10243978.jpeg









by nonkei7332 | 2016-08-20 11:09 | | Comments(0)



b0325317_11443777.jpeg
百日紅




《 風かよふ 百日紅の花見れば 立秋のけはひ 既にうごけ 》

北原白秋


白南風 が吹いて 風鈴を揺らしています

すると どうでしょう

あれほど 騒がしかった 蝉時雨 の音が消えたのでした

百日紅の花が終わるころには

虫の音に 囲まれて 白秋 (あき) は もう しらんでいるのでしょうか

途切れた 記憶は 遠い日の花火


秋の風を 悲しい風と詠んだのは 誰だったのか



b0325317_11434906.jpeg
白い 百日紅






《 花あかき 百日紅の下にして 子が立ちとまる 影のみじかさ 》

北原白秋


『 百日も咲いてるなんて 嘘だよね 』

少女が 花の名前が書いた 名札を見て いいました

『 嘘じゃないよ 花が散っても また 次の花を咲かせるんだよ 』

白い 百日紅 の花が 返事をしました

『 白いお花なのに あなたの名前は どうして 百日紅 というの 』

少女は 不思議そうに たずねました

さるすべりの花は 答えに困ってしまいました











by nonkei7332 | 2016-08-03 12:15 | | Comments(0)

b0325317_12535060.jpeg




《 たのしみは 朝おきいでて 昨日まで 無かりし花の 咲ける時 》

橘 曙覧


先日 近所のご夫婦に 青唐辛子の苗をいただきました

ベランダで 鉢に植え替えていましたが

今朝 白い花が ひとつ咲いているのを見つけました


b0325317_12532831.jpeg


《 唐辛子・番椒 》

南アメリカの熱帯原産。コロンブスが発見したとされる

日本には近世初期に渡来。

高さ60センチメートル 内外。夏,葉腋に白色の花を開く。

果実の形は細長いもの,丸いもの,大小様々あり、一般に辛味が強く,

香辛料や薬用とする。変種のシシトウガラシやピーマンは食用に,

ゴシキトウガラシは観賞用にする。辛味の強いタカノツメなどは

南蛮辛子・南蛮・高麗胡椒とも呼ばれる。


さて この唐辛子

唐という字があるので 多くの人が 中国から渡ってきたと思っていますが

本当は ポルトガル人が日本に伝えて それが 朝鮮半島に伝わった

というのが 《 通 説 》になっています

韓国の学会でも その説を支持していましたが

近年 いろんな 《 異 説 》が でてきています

そもそも 通説によると 秀吉の朝鮮出兵の際

加藤清正が 寒さ対策の為に 兵士にもたせたとか

目潰しの兵器として使ったというのが文献に残っているようですが

朝鮮には もともと 〈椒醤〉というコチュジャンを意味する単語が

1400年代の文献に多く出てきます 中国にも 850年に書かれた

「食医心鑑」という文献にも 〈椒醤〉という表現がされていることから

中国から朝鮮そして日本という説が 盛んに議論されているといいます

しかし コロンブスがアメリカ大陸から持ち帰ったとされるのが


1490年代ですので


唐辛子 と 椒醤 は 違う植物だったとも言えますね



実は 紛らわしいことに

江戸時代に 書かれた 貝原益軒の 『筑前続国土風土記』〈大和本草〉には

「 昔は日本に無く 秀吉公の朝鮮伐の時 彼の国より種子を取り来る故に

俗に高麗胡椒と云う」と書かれていますし

〈花譜〉には「 番椒(とうがらし) 近世 朝鮮より来たれり ゆえに

高麗胡椒と称す 」と書かれているのです


通説 異説 入り乱れての 定説さがしみたいですが

白い可憐な花を見てると そんなもの どっちでもいいよ というのが

私の 本音みたいですね



さてさて 話は 拡がって

《 通 説 》とは

世間に広く通用している説のことであり

いくつかの 《仮説》のうち多数が 支持しているものをさす

ただし 確定的であるとされる《定説》とは異なると書かれています


通説は 英語では Myth (ミス) といいます

ミステリーはここから来ています

意味は 神話・作り話・(根拠のない)社会通念 だそうです

一方 異説は 英語では Heresy (ヘルシィ) といいます

意味は 異教・異端 だそうです

日本語と英語 多少ニュアンスが違いますね


古代史歴史研究に いそしむ 私にとって の 問題は

可笑しな 定説 が世の中に いくつもはびこっていることです

本来 通説=仮説 であるものが 定説とされ 教科書に載って

これが日本の歴史だとされ 子供達に教えられていることです

「日記に嘘はかけるけど 書いてる自分に嘘はつけない」と

誰かが言っていました

〈古事記〉・〈日本書紀〉全てが嘘と言わないまでも

自分の立場を正当化するために 過去の歴史を改ざんしたとされる

記紀 は その最たるものでしょう

嘘か本当か まさに ミステリー の世界ですね



唐辛子の白い花が いつしか

辛い話になってしまいました


明日は選挙です 〈通説〉に 惑わされないようにしましょう







by nonkei7332 | 2016-07-09 14:00 | | Comments(2)

b0325317_11134545.jpeg
やまぼうし




山法師(やまぼうし) という 花です


中央の花穂が 丸坊主の頭みたいなので

比叡山延暦寺の法師になぞえ


山法師と名ずけられたといいます

別名で 山桑(やまぐわ)・柘(つみ) といいます

万葉集では 柘の枝(つみのえ)という 名前で 三首詠まれています



《 この夕 柘のさ枝の流れ来ば 梁(やな) 打たずて取らずかもあらむ 》

万葉集3ー386


【 註釈 】

夕暮れになって もし 仙女に化身するという柘の小枝が流れてきたならば

簗は打たないで 柘の枝を取らずしまいになりはしないだろうか

(簗とは 魚をとるための 仕掛け)



註釈だけでは 何のことなのかは さっぱり解りませんが

《 柘枝仙女伝説 》という話をバックにした歌だそうです


昔々 吉野の里の美稲(うましね)という若者がいました

吉野川に簗(やな)を打って アユをとっていました

ある日の事 上流から 柘の枝 が流れてきて簗にかかったので

家に持ち帰っておいたら 柘の枝 が美しい女性になりました

美稲はびっくりしましたが その女性を妻に迎えて

毎日幸せに暮らしました




美稲(うましね)という 皇子と柘媛 の物語なんでしょうか

いったい誰の事なんでしょうね

開化天皇 と 神功皇后 かも しれませんね

それにしても 川で遊んでいて 柘の枝が流れてきたら

男は ドキドキしますよね 美女に変わるかもしれないですから



まったく 罪(つみ) つくりな 話でした



b0325317_11144000.jpeg






by nonkei7332 | 2016-06-18 11:05 | | Comments(0)



b0325317_17281747.jpeg

牡丹 (ぼたん)




雨が大地を潤しています

この時季の雨を 二十四節気 で


『 穀 雨 』(こくう)と言います

「 雨が降って 百穀 を潤す 」と云って

柔らかな春の雨が降り始めると

里の民は 田植えの準備を始めます


b0325317_18313574.jpeg

姫空木 (ひめうつぎ)



b0325317_18322998.jpeg

雪餅草 (ゆきもちそう)



b0325317_18330589.jpeg

高砂唐松 (たかさごからまつ)



b0325317_18341763.jpeg

雲間草(くもまぐさ)



b0325317_18350799.jpeg

瑠璃唐草 (るりからくさ)



b0325317_18354316.jpeg

苧環 (おだまき)



b0325317_18361393.jpeg

馬酔木 (あせび) の若葉



〈 七十二候 〉でいえば

『 葭 始 生 』(あし はじめて しょうず)

水辺の葭(葦) が芽吹き始める頃です





by nonkei7332 | 2016-04-21 19:25 | | Comments(0)


b0325317_13371205.jpeg



〈神鳴り〉の 音 に 目が覚めた朝

時計を見ると 7時 を 過ぎていました

バタバタと 顔を洗い

レインコートに CAP をかぶって 外に出ました

春の雨 は 優しい はずなのに

横殴りの雨は 私の頬を叩いていました

南風(はえ) が吹くと 海人達 は 空が荒れると怖れたんだ

そんな事を考えながら

むしろ 温かな 雨を 楽しんでいました



今日は 始業式

子供達 は いつものように 元気でした

私の いつもの一日が こうして また 始まります

春の嵐 は 昨日までの 私の業 を

禊ぐように 激しく降っていました


b0325317_13380491.jpeg


桜 が 散っていきました

そのそばで 松の花 が 咲き始めました

松の花 は「今度は 私の番よ」と

小さな声で 話しかけてくれました

雨に濡れながら 散る花と 咲く花 に 囲まれて

いつしか 私も

花 になっていました


《 秘すれば 花 》 世阿弥「風姿花伝」より







by nonkei7332 | 2016-04-07 14:33 | | Comments(0)