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《 磯 良 の 海 》

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磯良の海に想いを寄せて

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磯良の海に 今日も 陽が落ちていく

海人は たそがれの空に立ち昇る

夕餉の煙をめざして 帆をむける

幾度となく 繰り返される 生業を

綿津見の神は

千代に八千代に 見守ってくれていたのか





鯨魚取り(いさなとり) 海や死にする 山や死にする 

死ぬれこそ 海は潮干て 山は枯れすれ

(万葉集巻十六旋頭歌読み人知らず)


鯨魚取りとは

鯨(くじら)を取る漁師のこと 

ここでは海をあらわす 枕詞

(訳)【海は死にますか? 山は死にますか?(いいえ 海も山も死ぬんです)

死ぬからこそ 海は潮が干いて 山は枯れるのです】


万葉の世の誰が詠んだかわからない

この旋頭歌を

さだまさし は 防人の詩

こんなにもせつなく

歌っている



おしえてください


この世に生きとし生けるものの


すべての命に限りがあるのならば


海は死にますか 山は死にますか


風はどうですか 空もそうですか


おしえてください



耳をすますと 遠い海のむこうから

いさなとり達 の歌う声が

西風に乗って 聞こえてきます


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by nonkei7332 | 2014-02-28 11:42 | 万葉集 | Comments(0)

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延喜三年二月二十五日
菅原道真は 配流の地で 
59歳の生涯を終えている
今から 1111年前の903年のことである
不遇の生涯だと人は語るが
幼少の頃は 神童といわれ 
その才能をもって 若くして 
学者としての最高位 文章博士となり
右大臣という頂点まで登りつめた人だか
不遇の人生とは言い過ぎだと思う
大宰府の地に左遷されたのが 
延喜元年であるから
生涯において 
不幸な時代は最後の二年間だけだった
最後は 波乱もなく
静かに人生の幕を閉じられているようだ

《 老いぬとて 松はみどりぞまさりけり 我が黒髪の雪のさむさに 》
(新古今和歌集1696)

菅公は亡くなったあとのほうが 
気の毒だった
都に なぜか異変が続く 
菅公の祟りだと かってに信じられ 
やがて怨霊の人となって
人々に恐れられるようになる
その祟りを鎮めるために 
祠をたて 祀られる神となる
怨霊にされたり 神にされたり 
まったく 迷惑な話だ

神話といえば 菅公の先祖は 
天穂日命(アメノホヒ) 
その十四世の子孫が野見宿禰である 
相撲の神であり 埴輪の神でもある 
第11代垂仁天皇の側近となり
殉死を廃止し
皇后の陵墓に埴輪を供えたことで 
土師氏として 天皇家の葬儀全般を
取り仕切る職を拝命する
その後 奈良の菅原の地名を名乗って 
菅原の姓をうける
垂仁天皇の御陵は 
古事記では菅原の立野 
日本書記では菅原伏見陵となっている
ここにも 隠れた神話の謎は 溢れている
今朝は朝から 雨
春まだ遠い優しい雨は満開の梅を濡らす
菅公の涙のようだ



by nonkei7332 | 2014-02-26 12:52 | 菅公・太宰府 | Comments(0)


昼から 雨だというので
ひさしぶりに 朝の散歩にすることにした
夜明けが 6時50分
15分前には部屋をでたが外はもう明るく
すべての生き物たちが
静かに 日の出を待っているといった 
そんな 風情が漂っている
この時期にはめずらしく 
南から 風は吹いていて
かすかに 雨の匂いがする
公園を一回りしてもどると 
ちょうど 朝陽が のぼってきた
手をあわせ アマテラスに 礼拝
遠く 弥生のころ
安曇磯良とよばれた 海の神がいた
遠く中国まで 交易をし 
この海域を支配していたという
私がみている この風景を
磯良も 船のうえから みていたのだろうか


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ちょうど 海岸線中央の小さな丘が
名島神社
頂上には 名島城址 がある
国歌 君が代 の起源がここにあると 
いわれていて
倭国の別宮があったのも ここだと 
いわれている
神代の昔の 神話のロマンは
このあたりには 
あちらこちらに ころがっていて
足の踏み場もないくらいだ
春の足音はまだ 遠い


by nonkei7332 | 2014-02-25 13:12 | 日記 | Comments(0)
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黄昏の中を 親子が 歩いていた
それは 影絵のように
遠い昔みた 風景のようでもあった






by nonkei7332 | 2014-02-25 11:50 | 日記 | Comments(0)

by ヒサミツ