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《 磯 良 の 海 》

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磯良の海に想いを寄せて

おたふく の 話



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博多座の10月公演 『おたふく物語』を観ました


博多座も久し振りです



前回の 博多座は 市村正親 (篠原涼子の旦那) の ミュージカル でした



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こういった 劇場で 演劇などを観ることを 芝居を見ると言いますが


芝居 の 語源は 神社の境内で行われていた 猿楽や神楽 を見るとき


見物客が皆 芝の上で 座って見ていたからだと いわれています


広い意味では 芝居は 神事だったのかもしれません




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「おたふく物語」は



山本周五郎原作 石井ふく子演出の 江戸の人情話です



主演は 上方喜劇王 藤山寛美の娘 『藤山直美』


いわゆる 喜劇 と言われる ジャンルに入るのでしょうか


原作は おそらく 読んだと思います というのも 30歳代の 一年程


『山本周五郎』『藤沢周平』『池波正太郎』といった


人情話の小説を 読みあさった 頃があったからです


今では 内容はほとんど 覚えていません



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さてさて 今日の話題は お芝居ではなく



『 おたふく 』です


あの のっぺらとした 女性のお面で知られている あの 『お多福』です



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おたふく といえば ほっぺたが腫れる〈おたふく風邪〉とか


お好み焼きのソースの名前とかで有名なんでしょうが


本当の 〈おたふく〉を知る 鍵は あの お面 です


そもそも 「面」とは 何なのか 辞典では


顔につける かぶりもの。


多くは人物・動物などの顔をかたどったもの。


神楽・舞楽・能・狂言で使われた。 とあります



その中でも 能面 は よく知られますが 世阿弥 は 「花伝書」の中で


申楽の起源にふれ 能の起源は 神様の話 だといっています


白州正子 は 対談の中で こんな話をしています


『 古い神社では 面 が御神体になっている所がたくさんありますが


私達の祖先が 仮面というものに対して



どのような考え方をしていたかということを暗示していると思います』


どうやら 面をつけている対象は すべてが 神 だったようですね


「翁」や 「鬼」も 神様 だったということは


「おたふく」も 一緒に出てくる「ひょっとこ」も 神様だったのでしょう



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「ひょっとこ」の語源は 「ひおとこ(火男)」で


竃(かまど)の火を 竹筒で吹いている表情です


中には 片目をつぶってる面もありますが


あれは ウインクではなく 片目が潰れた 神話に出てくる


天目一箇神(あめのまひとつのかみ)を 暗示しているようです


どうやら 「ひょっとこ」は〈火の神〉〈鍛治産鉄の神〉のようです


「おたふく」は 後世「おかめ」という名前ももらっています


「おたふく」は 日本神話の 天岩戸(あめのいわと)伝説 に出てくる


天鈿女(アメノウズメ) だといわれています


岩に隠れてしまった アマテラスを 妖艶な踊りをして 誘きだそうとした


あの 踊り子の神様 です 日本の 初代の 芸能人 なんです


旦那様は 猿田彦 という説があるので


「ひょっとこ」と「おたふく」は夫婦だったのですね




神社考古学 の 百嶋説 によれば


アメノウズメ は 香春神社の主祭神 『辛國息長大姫大目命』だとします


大目 を ウズメ と読んでいるのです


スサノオ と 神大市姫(ミズハノメ)の間に 生まれた娘です


伊勢神宮の下宮様 豊受大神こと 豊受姫 であるとされ


産鉄の神でもあるので 伏見稲荷神社の祭神



宇迦之御魂神 とも 同じ神様だとされています


一方 猿田彦 は 山幸彦 =ニギハヤヒ=彦火火出見 であるという説です



こうして アメノウズメ こと 「おたふく」は


山幸彦 や 海幸彦 を 脇に抱え


アマテラス=卑弥呼 の跡を継ぎ


13歳の宗女 壱与(イヨ)へと 歴史を繋いだ


とてつもない 女神 だったのです



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百嶋系図 一部



(百嶋説は 通説とは異なりますが 注目度急上昇中の神社考古学説です)







by nonkei7332 | 2016-11-13 16:42 | 古代史 | Comments(0)