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《 磯 良 の 海 》

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磯良の海に想いを寄せて

たのしみは



《 たのしみは 妻子むつまじくうちつどひ 頭ならべて物をくふ時 》



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橘 曙覧 (たちばなのあけみ)

(1812~1868)


幕末の歌人です 福井の商家の長男に生まれますが

幼くして 父母を失い 家督も 弟に譲り 隠遁生活をおくります

妻子五人の極貧の中で 日々の生活の〈たのしみ〉を52首の歌で綴った

『 独 楽 吟 』(どくらくぎん) が特に有名です

どれも「たのしみは」で始まる一連の歌を集めたものです


52首の中から 私自身の「たのしみ」を10首 探してみました



たのしみは 草のいほりの筵敷き ひとりこころを静めるとき

たのしみは 空暖かにうち晴れし 春秋の日に 出であるく時

たのしみは 朝おきいでて 昨日まで無かりし花の 咲ける時

たのしみは 心にうかぶ はかなごと思い続けて煙草すうとき

たのしみは 物識人に稀にあひて 古しへ今を 語りあうとき

たのしみは 心をおかぬ友どちと 笑ひかたりて 腹をよるとき

たのしみは 昼寝せしまに庭ぬらし降りたる雨を 覚めてしる時

たのしみは 常に見なれぬ鳥の来て 軒遠からぬ樹に鳴きしとき

たのしみは 庭にうえたる春秋の 花のさかりにあへる時々

たのしみは 神の御国の民として 神の教えを ふかくおもうとき




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《 若葉さす ころはいづこの山見ても 何の木見ても麗しきかな 》

橘 曙覧(春明艸524)


若葉が萌え出ずる季節は どの山を見ても どの木を見ても 美しい








by nonkei7332 | 2016-05-11 14:42 | 日記 | Comments(0)

by ヒサミツ