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《 磯 良 の 海 》

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磯良の海に想いを寄せて

桂川河畔 を 歩く ①



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松尾橋から見た 桂川




この日は よく晴れた 寒い 日になりました

京都には 比叡おろしという 北風が吹くのだと聞いていましたが

なるほど 風は 冷たさは 九州とは違います


バスで 四条通りを 松尾橋 まで行きました

バスを降りて 橋に出ると 目の前に 桂川 の 河原が広がります

鴨川とは 違って 川幅も広く 度重なる 水害が


この地域 を 悩ませた 面影が 残る 風景でした


秦氏の出自は 秦の始皇帝 の王族 の末裔だと言われています

日本書紀には 弓月君(ユヅキノキミ)が 3世紀末

朝鮮半島より渡来したことが秦氏の 渡来の始めであると記されています

また 各地に残る 《徐福伝説》の 徐福も 始皇帝の家臣であり

多くの 技術者を連れて 不死の薬を求めて 渡来したともいいます

いずれにしても いく世代 をかけて 幾度かにわたって

海を渡ってきた 秦氏は

産鉄を始め 土木 機織 醸造(酒・薬) の 異文化を

この国 にもたらし 国の礎を作っていった 人々でした

それらの人々は 阿蘇山を中心にした

狗奴国(熊襲・隼人)と呼ばれる 小国家群となり

その後 筑後 肥前 豊前 豊後 宗像 にいたるまでの 勢力を拡げ

九州王朝を支え そして その 礎となっていきます

やがて 京都 山科の国に移った 秦氏は

この嵯峨野で 桂川を治水し

紫野では 西陣織をおこし

深草では 産鉄の民となったのでした



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鳥居から 楼門




橋を渡ると 嵐山線 の 松尾大社駅

そして 松尾大社の 赤い 鳥居が見えてきます

良く考えると 四条通り の東の突き当たりが 八坂神社

西の突き当たりが 松尾大社 この意味については また 触れてみます



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秦氏の 氏神 《 松尾大社 》です

祭神は 〈大山咋神〉〈市杵島姫〉の 母子です

大山咋神 (おおやまくいのかみ) とは

賀茂社 では 鴨玉依姫 の夫であり 賀茂別雷命 の父でもありました

〈大年神〉と 〈アメノチカルミヅヒメ〉の 間の子 とあります

〈大年神〉とは 〈天忍穂耳命〉あの 海幸彦 といわれた 神 であり

〈アメノチカルミズヒメ〉とは 宗像三女神 市杵島姫のことです

つまり 秦氏の祀る 遷都以前からの祖神とは

大山咋神 と その母である 市杵島姫だったのです

「古事記」には

「大山咋神 亦の名を山末之大主神 此の神は近淡海国の日枝の山に坐し

また葛野の松尾に座す」とあります

一般には 比叡山の山裾にある 滋賀県大津市にある

全国に 2000社もある 日吉・日枝・山王神社の 総本社

《日吉大社(日枝神社)》の祭神でもあるので

比叡山のことだと思われていますが 最澄が 延暦寺を建立したのは

延暦7年(788年) になるから あとずけになります

名前の「くい(くひ)」は杭のことで 大山に杭を打つ神

すなわち 大きな山の所有者の神 を 意味するといいます

大きな山とは 何処の山なのでしょう

比叡山(838m) は 大きな山ではありません

私は その山とは 阿蘇山 のことではないかと思っています

阿蘇で最も古い『国造神社』の祭神 の

速瓶玉命(はやみかたまのみこと) は 大山咋神 のことです


大山咋神 は 狗奴国(熊襲) の 父神 であり

市杵島姫 は 狗奴国(熊襲) の 母神 です



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本殿



拝殿の裏は 岩がそびえる 崖になっています



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亀の井





松尾大社は 醸造の祖神としてよく知られています

松尾大社の 神使 は亀 です 境内の奥には

「亀の井」と呼ばれる 湧き水がありました


この水が 酒に変わった逸話は 有名だそうです



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水神の滝




〈亀の井〉の 奥には

水神の滝 が有りました「滝御前」と書いてあり

〈 罔象女神 〉(みずはのめのかみ) が 祀ってありました

ここは 間違いなく パワースポット でした



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月読神社





山門から 10分歩いて 摂社の 月読神社 に寄りました

元宮は 壱岐の 月読神社 です

秦氏 と 月 との関係 も 深い繋がりがあります

弓月国の末裔 ・月と桂 (中国伝説) ・桂川と渡月橋




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鈴虫寺





そこから さらに 10分 ほど歩くと

去年の4/5の拙ブログ で紹介した「一願成就」の鈴虫寺 があります

今回は寄りませんでした


松尾大社 には まだまだ いろんなものが隠されています

大山咋神 意味深 な 神様でした








by nonkei7332 | 2015-12-08 08:37 | 京都 | Comments(0)

by ヒサミツ