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《 磯 良 の 海 》

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磯良の海に想いを寄せて

賀茂河原 を 歩く ②



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鴨川 と 高野川 に挟まれるように

下鴨神社 は 鎮座していますが その大半の部分は

『糺の森』(ただすのもり) と呼ばれる 原生林 に覆われています

広さは かつては 約495万平方メートル(約150万坪)もあったそうですが

重なる戦乱などで 現在は 約12万4千平方メートル

東京ドーム約3倍の広さだそうです



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幾筋にも流れる 小川の淵を歩いているうちに

私は 異空間の中にいました

私の中で 遠い記憶 が 蘇ります

そこには 遠い昔 この森を 歩いている 私がいました

静けさの向こうからは 牛車の音とともに

都人の ざわめきの声が 聞こえていたのでした



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参道




森の中を 縫うように 長い参道が 伸びています

千年という 時のなかで いったい どれだけの 人々が

何を思い 何を希って ここを 通って 行ったのでしょうか


『糺の森』の語源については

〈諸社根源記〉には 《浮島の里 直澄》

直澄(ただす) とは水の湧く 禊の聖地 御手洗の地

そこは 浮島の里 だったと書かれているのでした

水にかこまれた 浮島の里 とは どこなのか

私は その場所がどこなのかを 知っています

そこは 磯良の海 に かこまれた

海神の里 志賀海神社のある 志賀島 です

長く続く 参道は

まるで 志賀島に向かってのびる

海の中道のようにも 見えてきます



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海の中道 と 右が 志賀島 左が 能古島






参道の入り口には 摂社の 河合神社 があります

高野川 と 鴨川 が 合流する場所 という意味でしょうか

今は 下鴨神社の境内の中に祀られていますが

おそらく 古くは 下鴨神社とは 全く別の社であって

もっと南の 合流地点近くに 鎮座していたとも言われています

祭神は 玉依姫 ですが 下鴨神社の祭神の 鴨玉依姫 ではなく

神武天皇の母である 玉依姫 なのです

河合神社 の存在は 下鴨神社の隠された真実を探る上で

大事な意味を持っているようにも思えます



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河合神社






参道の入り口を出て

地方裁判所に沿って 歩いて行くと

ふたつの川の合流点に出ました


右が 高野川 左が 鴨川 です



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合流点


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高野川に 置かれている 飛石の中に

亀の置き石がありました



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飛石を渡って 合流した 鴨川の河原に出ます

河原の遊歩道を ひたすら 南へ 歩いていきました

白鷺が 遊んでいます

千年前も 同じ景色だったのでしょう



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歩き疲れて 四条大橋 にたどり着いた頃には

日も暮れようとしていました

鞍馬の山は 夕陽に紅く 染まっていきます




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京都一日目


紫野の今宮神社 そして 賀茂河原の賀茂社

秦氏 賀茂氏 の祖先が 追い求めた 神々 とは

遠い 筑紫 の 海神 の 神々 でした

明日は 洛西 の 桂川 です





by nonkei7332 | 2015-12-04 11:17 | 京都 | Comments(0)