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《 磯 良 の 海 》

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磯良の海に想いを寄せて

賀茂河原 を 歩く ①



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今宮神社から バスは北へ向かう

鴨川の 御薗橋 を渡ると 《 上賀茂神社 》に着きます

参道は サッカーグランドが 二面も できる位の広場になっていて

開放感に溢れていました

この辺りは 平安京遷都以前の 賀茂氏族の居住地だったようです

境内 は 質素な 趣きで 古き社を 思わせます

祭神の 賀茂別雷命(かもわけいかずちのみこと)

「雷を別けるほどの力を持つ神」という意味らしい


『山城国風土記』には こんな記述があります


《 賀茂建角身命 の娘の 玉依姫が 石川の瀬見の小川(鴨川)で遊んでいると

川上から 丹塗矢 が流れてきた。それを持ち帰って

寝床の近くに置いたところ 玉依日売は懐妊し男の子が生まれた。

これが賀茂別雷命である。》


果たして 丹塗矢 の正体は ? 賀茂別雷命の 父は誰だったのか

いろんな説があるようですが

大山咋神 (松尾大社の祭神) が本命みたいです


松尾大社でも触れてみます



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境内の中には 二つの川が流れています

西に 御手洗川 東に 御物忌川 楼門付近で合流して

〈ならの小川〉と名前を変えて 境内の東を流れていきます

川沿いは 散歩道 最高の癒しの空間でした


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川沿いを歩いて 社外に出ると 川は 明神川と名前を変えて

神官達の住む 社家町を流れていきます

室町時代から あるという この社家町 「社家町七家」といって

今も 書院造の低い屋根の古い家々が残っています

川沿いのギャラリーで ひとやすみ。


再び バスに乗って 《 下鴨神社 》


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正式には「賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)」といいます

祭神 は

賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)

その娘 玉依媛命(たまよりひめのみこと)

ということは 賀茂社(下鴨神社・上賀茂神社) に祀られている

賀茂氏の 祖神 は 親子三代ということになります


賀茂建角身命 ー 鴨玉依姫 ー 賀茂別雷命

ここでは 賀茂建角身命 とは 誰なのかということですが

玉依姫 の 父と言えば 豊玉彦 です

賀茂建角身命 = 豊玉彦 = ヤタガラス ということでした


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ヤタガラスの像


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御手洗 は 舟形の磐座石 でした

賀茂氏 は 海人族 だったというのがわかります



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輪橋


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光琳の梅



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御手洗社




「足つけ神事」や「矢取の神事」などの祓の神事が行なわれる所で

常には水は流れないが土用になると池底から水が湧き出てくるという

鴨の七不思議 のひとつだといわれています

御手洗池 には 瀬織津姫 の 魂魄が漂っていました


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ちょっと 寄り道

国歌「君が代」は

古今和歌集巻七 賀歌(がのうた)にある歌です


わがきみは 千代にやちよに さざれいしの

いはほとなりて こけのむすまで


詠み人知らずの歌です 平安歌人の歌ではないようです

そもそも 万葉集にしても 古今和歌集にしても

詠み人知らずの歌の多くは

倭歌 (筑紫の歌)だと思って間違いないようです


この元歌があります


志賀海神社の 神事の中で 歌われています


君が代(我が君)は 千代に八千代に 

さざれ石の 巌(いわお)となりて 苔のむすまで

あれはや あれこそは我君のめしのみふねかや

志賀の浜長きを見れば幾世経(へ)ぬらん

香椎路に向いたるあの吹上の浜千代に八千代に

今宵夜半につき給う御船こそ、たが御船になりにける

あれはやあれこそや安曇の君のめしたまふ御船になりけるよ



私達の王様 安曇の君 が 舟に乗って こられる

そんな 民の王を讃える様子を歌った 喜びの歌です

安曇の王と 呼ばれたのは 九州王朝の君主のことです



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境内を 一回りして 楽しみにしていた

『烏の縄手』といわれる


参道 糺の森(ただすのもり) へ








by nonkei7332 | 2015-12-02 23:21 | 京都 | Comments(0)

by ヒサミツ