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《 磯 良 の 海 》

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磯良の海に想いを寄せて

虫のこえ



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こおろぎ






《 こほろぎの 待ち喜ぶる 秋の夜を 寝る験なし 枕と我は 》

万葉集10巻2264 作者不詳



( 私訳 )

コオロギが 待ちわびた 秋の夜なのに

枕としか寝れない私には

寂しい 秋の夜です




夜もふけて 窓を開けると


冷ややかな 風が入り込んできます


季節 は まぎれもなく 秋 なのです


虫の鳴く音がします


何種類かの 虫の音 が交互に また 重なって聴こえてきます


悲しいかな 虫の音から 虫の名が わからない 私にとって


唯一の 助けは 子供の頃に聞いた 唱歌です



《 虫のこえ 》


あれ まつむし が ないている
チンチロチンチロ チンチロリン
あれ すずむし も なきだして
リンリンリンリン リインリン
あきのよながを なきとおす
ああおもしろい むしのこえ

キリキリキリキリ こおろぎや
ガチャガチャガチャガチャ くつわむし
あとから うまおい おいついて
チョンチョンチョンチョン スイッチョン
あきのよながを なきとおす
ああおもしろい むしのこえ




例えば 〈寒蝉〉 こと 〈法師蝉〉

筑紫では 「 ツクツクホウシ 」と鳴くといわれていますが

越後では 「 コチョコチョキーヨウス 」

近江では 「 チョクチョクオイシ 」

下総では 「 キタカタゴンズ 」 と鳴くそうです


筑紫の古い伝承がありました

法師蝉 の鳴き声は

遠国に 旅に出て亡くなった人の霊が 蝉 に 乗り移って

「 チクシ コイシ 」と 鳴いたからだといいます



  1. 人間の聴覚ほど いい加減なものはないようです









by nonkei7332 | 2015-09-01 23:27 | 日記 | Comments(0)