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《 磯 良 の 海 》

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磯良の海に想いを寄せて

卒 業 といえば



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小学校の始まりのチャイムが聞こえると
私の朝の日課も終わるのだが
いつも ほぼ 同じ時間に登校する六年生の女の子が
その日に限って まだ来ていなかったのが気になった
風邪でも引いたかなと 思いながら 帰ろうとすると その子が走ってくるのが見えた
『走らなくてもいいぞ』 私は 声をかけてあげると 聞こえたのか ゆっくり歩いてきて
『おはようございます おそくなっちゃった』 と 照れくさそうに言った
『毎日 同じじゃ つまらないからな たまには 遅刻もいいさ』 私がそういうと
『卒業式には 来てください』 と その子が 言った
『卒業式?』 ちょっと 面喰らったが
『そうか もうすぐ なんだ 』というと
『 行ってきます』といって また 校門の方へ 走って行った
翌朝 何度かお会いした事がある 校長先生が こられて
『 学校からなんですが 卒業式で 子供達を一緒に送ってあげて頂けませんでしょうか』
そう言われて 卒業式の案内状を 差し出された
『ありがとうございます』私は そう 返事をした

50年前 私は 福岡市南区の 小学校を卒業した
悲しいかな その日が どんな日だったのかは
私の記憶から 消えてしまっている
なにせ 給食で 脱脂粉乳 を飲んでいた 最後の世代なのだから
卒業式の歌といえば 『仰げば尊し』と 決まっていたが
今は 歌詞の難しさや 立身出世というような考え方は 時代に合わないという理由で
ほとんど 歌われることもないそうだ
六年生の子に 今年は なんの歌を歌うのかと聞くと
『旅立ちの日に』『さよなら友よ』の 二曲を歌うと言っていたが
二曲とも 私の知らない歌だ




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『 卒 業 』といえば

1967年 に 製作された 青春映画 の 不朽の名作だといわれた 映画がある
主演は ダスティンホフマン と キャサリンロス
なんといっても 花嫁を奪って逃げる シーン は 記憶に 生々しく残っている
サイモン&ガーファンクル の 「サウンドオブサイレンス」が流れる中
バスの最後列に乗った 嬉しいはずの 二人の視線は
何故か 虚ろな目をして 遠くを見つめていた
二人を乗せた バス はいったい どこに行くのだろうか
バスは だんだん 小さくなって 遠ざかって行った
そんな ラストシーン だった
今はもう無いが 私は この映画の サウンドトラックアルバムのレコードをもっていて
すり減るほど 聴いた のが 懐かしい

「 サウンドオブサイレンス 」

「 スカボローフェアー 」

「 ミセスロビンソン 」

「 四月になれば彼女は 」

全てが 私の青春の中で 光り輝く歌ばかりだった


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サイモン&ガーファンクル




今はもう 亡くなったが
『大塚博堂 』という 福岡出身のシンガーソングライターが
この映画をモチーフにして 作った歌がある

『 ダスティンホフマン に なれなかったよ 』

誰にでもある 青春の苦い想いを歌った 名曲だ


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大塚博堂










by nonkei7332 | 2015-03-06 19:48 | 日記 | Comments(0)

by ヒサミツ