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《 磯 良 の 海 》

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磯良の海に想いを寄せて

温もり ( ぬくもり )


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名島神社の梅


人の命を 盾にする 卑劣な ニュース に心が痛む。

布教活動の老女が 19才の女子学生に 斧で殺されれたという
「誰か 殺してみたかった」女の子は 動機をそう語ったという。

顔を隠し 銃を持つ 若い兵士達をそこまで 追い込んだ ものは
いったい 何だったのだろうか
何の不自由もなさそうな 少女を 卑劣な行為にまで 追いやったのは
いったい 何だったのだろうか

かれらを 非難し 問い詰めるだけのことは 誰にでもできるだろう
しかし かれらの そばに居た 誰かが もっと 一言でもいい
人としての 温もりを 伝えることができていたのなら
かれらの 行為を止めることが できたのではないだろうか

《 温もり欠乏症候群 》ちまたには この病が 充満している

一昨年の秋だった
息子が 仕事と家庭の 両立に悩んでいると いってきたことがあった
私は 私の経験から 『 10 × 3 の 朝の習慣 』を やってみろ と提案してみた
それは

《 毎日 二人の子供と嫁 を 出勤する時に 一人 10秒間 抱きしめろ 》

という ことだった
ただし 1・2 秒 ではダメだ 温もりが伝わるには 10秒は かかる
この 毎日 30秒の 習慣さえ 身につけば
仕事のことで頭が一杯の 自分自身の切り替えもできるし
重い荷物を抱えている 嫁への感謝も伝わるし 愚痴も 半分に減る
なによりも 子供達へは 最高の朝のプレゼント になるからだ と補足した
そして 私にはできなかった
( 後悔 )という 経験だと いうことも
忘れずに 伝えた

後日 三人で 酒を飲んだとき このことが話題になった
『 子供には できたけど 嫁にしたら 「なんしょっとね 朝の忙しい時に」って
言われたよ(爆笑)』と
長男は言った
『 子供には いいけど 嫁には 無理だ(苦笑) 』と
次男はいった
やっぱり そうかと 私も笑った
今も 続けているかどうかは その後 聞くこともないから 定かではない


私には 去年から 毎日 50人 の子供達と 会う 朝の時間ができた
名前も知らない 近くの 小学生だ
元気な声で 「おはようございます」と頭をさげて 挨拶する子もいれば
蚊の鳴くような声で 「おはよ」という子もいる
全く 反応がない子もいる
私は 出来る限り 一人一人の子供達の目をみて
笑顔で 声をかけるようにしている
昨日元気だった子が 今日は悲しそうな顔をしていたり
寝坊したのか 時間ギリギリに 走りこんで きたり
毎日 千差万別の 風景がそこにはある
どんな生活しているのかも 名前も知らない 子供達
中には 親が 朝早く 勤めに出て 親が作った朝食を 一人で食べて
始めて 声をかける 相手が 私だったりする子も いるかもしれない
だから 私は 一人一人 抱きしめるように
笑顔で声をかける ようにしている

温もりは 伝わるものだ

今朝 嬉しい 出来事があった
今まで 全く 声をかけても 無表情だった 男の子がいた
その子が 私の後ろに じっとして 立っていた
『 どうした 忘れ物でも したのか』と 私が聞くと 首を振って
『 あの〜 。毎日 ここに 立ってくれてるけど おじさん 名前 何て言うの 』
と 聞いてきた
『 おじさんか おじさん ⚪︎⚪︎⚪︎って言うんだ 』と答えると
『 わかった ありがとう 』というと 校門へ 向かって 走って行った
初めて聞いた あの子の 声に
私は 嬉しくてしかたがなかった

いつものように 冷たい 部屋に 戻って
いつものように 熱いコーヒーを飲む
いつものように その 暖かさに 安堵する

でも 今日の私は いつもとは 違う

ささやかな そして 確かな 温もり の中にいた



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by nonkei7332 | 2015-01-29 13:27 | 日記 | Comments(0)

by ヒサミツ