ブログトップ

《 磯 良 の 海 》

hisamitsu.exblog.jp

磯良の海に想いを寄せて

百合(ゆり)の 花



b0325317_23470816.jpg


刻に埋もれた 鍛治師の メルヒェン を語る前に
涼風に揺れる 花の話をしよう
〈揺り籠〉の花
百合の花


b0325317_23451094.jpg



《 道の辺の 草深百合の花笑みに 笑みしがからに 妻と言ふべしや 》
(万葉集 詠み人知らず 7巻1257)

意味 : 詠み人が男か女かわからないので 解釈が分かれる歌だが
〈 男の場合 〉
「草深い中に咲く百合のように あなたは微笑みかけてくれた それだけであなたを私の恋人と思ってもいいのですか」
〈 女の場合 〉
「道端の草の茂みに咲く百合の花のように ちょつとほほえみかけたからといって 私を恋人ときめてかからないでください」



b0325317_23460279.jpg


〈 ギリシャ神話 〉
英雄ヘラクレスの誕生とユリの花の物語です
ゼウスは 王女 アルクメーネ の美貌に魅せられ 彼女の夫が旅で留守のある日
アルクメーネの夫に姿を変え 彼女の寝室に入ります
ゼウスは3日も太陽を昇らせず 何も知らないアルクメーネと過ごします
その時生まれたのが ヘラクレスです。
生まれた ヘラクレス に 嫉妬深いゼウスの妻 ヘラ の乳を飲ませなければ
不死身にすることができません そこで ゼウス は ヘラ を眠り薬で眠らせ
ヘラクレスに飲ませました
ところが 夢うつつの中で気付いた ヘラ は手で払い除けました
この時 乳首からほとばしり出た乳が天に昇り「天の川」になりました
(天の川のことを ミルキーウェイ というのは この話からだったのです)
そして 地に落ちた乳が 白いユリの花 になりました



b0325317_23433999.jpg



《 さ百合花 ゆりも逢はむと 下延ふる 心しなくは 今日も経めやも 》
(万葉集 大伴家持 18巻4115)

意味 : 百合といえば 。 ゆり(あとで)。後で逢えると期待できなければ 今日という日を過ごすことはできません
(「ゆり」とは、「あとで、後に」という意味です)







by nonkei7332 | 2014-08-29 23:54 | | Comments(0)

by ヒサミツ