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《 磯 良 の 海 》

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磯良の海に想いを寄せて

予 感


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朝から やかましい程の蝉しぐれ
一陣の風が 吹き抜けたあとに そこに 一掴みの秋があった
季節の予感 ? まだ 立秋にもなってないのだけどなぁ
とはいえ 青空に浮かぶ 百日紅(さるすべり)の花は
近くて遠い 季節を 紅く染めている

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私は 昔から 自分の予感 を信じていた。

地域の夏祭り
夕涼みのつもりで
息子が何年か前に 父の日に贈ってくれた
〈甚平〉を着て 部屋を出た
予感がした 何かがおこる 予感が
祭りは いつものように いつもの演目が続く
パイプ椅子に座り 団扇で足を撫でながら
町の人々の 小さな 幸せを覗き込む
黄昏れの向こうに夜があって
風のむこうには 新月が 浮かんでいる
毎年 恒例の抽選会だ
当選者の名前が告げられるたびに
そこいらじゅうに ため息が転がる
最後の賞品が告げられる
〈自転車が三台〉歓声が起きた
そうか 自転車だったのか!
私の海馬が震えた 予感は ここからきていたのだ!
間違いなく 私の名前が呼ばれると思った
当選者の名前が呼ばれた
一度目は聞き流した もう一度 名前が呼ばれた
そして
中央の舞台に向かって 団扇で空を扇ぎながら
拍手の中を 歩いていく 私がいた


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三日前に 松林の間を 自転車が走っている 夢をみていた
麦わら帽子をかぶって 海にむかっていたのは 父だった
微睡み(まどろみ)の中で
自転車があれば 私も 父を追いかけて 海に行くのに
そんな事を考えていたのだ



我が家の玄関には
ベージュ色の 新しい 自転車が置いてある
明日は 海に行こうと思った。








by nonkei7332 | 2014-07-29 10:18 | 日記 | Comments(0)

by ヒサミツ