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《 磯 良 の 海 》

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磯良の海に想いを寄せて

志賀の海


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すべてがここに
導かれていた
この島に
この海に
この神に



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《 ちはやぶる 鐘の岬を 過ぎぬとも 我は忘れじ 志賀の皇神(すめがみ)》
万葉集(巻7・1230)

訳 : 航海の難所である鐘の岬を過ぎたとしても、
わたしは海路の無事をお願いしたこの志賀の神様を忘れない



太古の記憶の淵を
海馬は駆けめぐる
静けさと木洩れ陽の中で
歌姫が詠う 魂の讃歌も
海辺を笑みをうかべてはしゃぐ
穢れなき 八乙女らの舞も
私は 知っていた
初めてではなかったの?
どこで 知っていたの?
と誰かが聞いた
私は答えた
そう それは 私が生まれてくる前のこと
母の海に私が漂っていた頃に
私が見た 光景だったんだ と



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詩人 三好達治は「郷愁」という詩に
こう書いた

《 海よ、僕らの使ふ文字では、お前の中に母がゐる。
そして母よ、仏蘭西人の言葉では、あなたの中に海がある。》

漢字の「海」の中に 「母」はいる
フランス語の 「母」は mere(メール)「海」は mer(メール)
フランスでは 「母」の中に 「海」はある


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この島で
この海で
すべての儀式は終わりを告げた
疲れきった 過去の戦神に訣れを告げよ
海人よ 風を読め
そして 追い風に帆を上げよ



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by nonkei7332 | 2014-05-30 12:41 | 古代史 | Comments(0)

by ヒサミツ